ホーリー・マウンテン

30過ぎの元バンドマン社会人がDTMerを目指して奮闘する日々を綴ったぐんにょりブログです!!!

エフェクター自作道!!!塗装に初チャレンジ!!!Fulltone Fat Boost自作!

え〜〜〜気がついたら年の瀬ですね、、、

 

だいぶ更新の間が開きましたが、、、

これは意図してサボっていたわけではなく、生来の私のものぐさな性格によるもの。

 

あれからエフェクター自作はどうしたかというと、、、

 

え〜〜〜今この記事を執筆している2020年12月31日現在、5台のエフェクターを自作しています!!!あと、こうしてる間も6台目のエフェクターを鋭意制作中です!!!

つーこって・・・もうすっかり自作沼の住人と化していますね、、、

 

あとぶっちゃけエフェクターの自作に忙しすぎてブログの更新どころじゃなかったというのも正直なところです。

 

が、

このブログはそもそもコロナで急に生まれた心の穴というか、人生の空虚さみたいなものを必死に埋めるために何か始めよう!!!と考えてそれを綴るためのメディアとして始めたものなので、やはりエフェクター自作の過程も詳らかにインターネットで共有しなければ、という思いは消えません。

 

ということでリアルタイムの更新とは程遠くなってしまいましたが、ボチボチこれまで作ってきた自作エフェクターたちを振り返ってみたいと思います。

 

タイムラインでいくとFuzz Factoryの次に自作したエフェクターということになりますね。

 

Fuzz Factory自作の記事でも書きましたが、Fuzz Factoryはセッティング次第でBig Muffもかくや、というほどの爆音ファズになったり勝手に発振し出して宇宙人と交信しているかのような斜め上のサウンドも出せる素晴らしいエフェクターなのですが、、、

発振が面白すぎてツマミいじり過ぎて遊びまくってたら後段につないでいた自作Super Hard Onが死んでしまいましてですね。。。

それで、Super Hard Onは私の自作エフェクター1号機だったということもあり、とても気に入っていたのでやっぱりブースターがないと落ち着かなくなってきたわけです。

Super Hard Onは単純に音がデカくなる!!!以上!!!というそれしか能がない漢みなぎる素晴らしいエフェクターなのですが、やはり音がデカくなるエフェクターというのはそれだけで存在する価値があります。バンドやったことある人ならこれわかってくれると思います。

 

ということで自作3台目は死んでしまった自作Super Hard Onに代わる新たなブースターを作ることにしました!

 

しかしですねぇ。。。

 

世に出ているブースターってほとんどがワンノブなんですよねぇ、、、

いやSuper Hard Onだってワンノブだったし、それゆえに自作初心者でも作りやすかったんですけど・・・。

でもさすがに自作3台目になると、もう一回ワンノブのブースター作ってもなぁ。。。という感じになってですね、、、

 

で、とりあえずノブが2つ以上のブースターを作ろうとあれこれインターネットで探すことにしたんですが・・・マジでワンノブ以外のブースターって本当にあんまりないんですよね・・・。

 

Earth Quaker DevicesのSpeaker Crankerは人間椅子の和嶋慎治さんも使ってたんで「おっ」と思ったんですがこれもワンノブ。。。

大体有名で音が良いとされているブースターは有名メーカーにしろブティックメーカーにしろ軒並みワンノブなんですよねぇ、、、

 

うーん確かにブースターって基本的に「音をデカくする」のが目的なのでワンノブで事足りるっちゃそうなんですけど、、、

それでもトーン・コントロールとかつけたブースターって需要あると思うんだけどなぁ。。。

なんかないかいな〜〜〜???

と思って探してたら、、、

 

え〜〜〜こっから先はエフェクター自作erの人じゃないとあんまりピンとこないかもしれませんが、エフェクター自作erにとっての老舗サイトとして有名な松美庵さんというサイトがあります。

(松美庵さんは実はSuper Hard OnもFuzz Factoryも作るときにも参考にしたサイトなんですが、基本的にオーバードライヴを中心とした自作記事がたくさん載っていてとても参考になります。なぜか10年以上前に更新がストップしていますが、、、)

そいで、、、

3ノブのブースターが松美庵さんのサイトで紹介されてましたねぇ。。。

 

それが、マイク・フラーの卍切った味わい深いペダル群で大人気のブティック・メーカー、Fulltoneが作ったFat Boostというブースターなのでした。

 

Fat Boostはいくつかのバージョン違いがあるそうで、そのうち何個目かのバージョンが3ノブになっているそうです。

コントロールはTONEとGAINとVOLUMEで、オーソドックスなオーバードライヴと同じ感じですね。

 

ただ、松美庵さんはみていてとても楽しいサイトなのですが、如何せん10年以上前に更新が止まっているサイトなのでリンク切れがあちこちにあります。

Fat Boostも基盤のレイアウトは全部書いてあるんですが、ポット周りの配線がリンク切れになっていてその部分は松美庵さんでは見ることができません。

え〜〜〜後述しますがこのFat Boostはポット周りの配線が地味に一番重要だと言っても過言ではなく、3つの可変抵抗の間を触手のようにワイヤーが行き交う鬼のような難易度になっているのでこれだと自作できません!!!

こればっかりは「fulltone fat boost layout」とかで調べて信憑性の高そうなソースを海外から自分で拾ってくるしかありません、、、

が、基盤レイアウトそのものは松美庵さんに載っているものの通りにちゃんと作ればちゃんと動きます!

 

ということでFat Boostを自作していきます。

 

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トランジスタを2石使うシンプルな基盤。

見ての通り基盤そのものはクソ簡単です。

(抵抗にカーボン・コンポジットを使ってるのは、、、今回部品の調達に使ったインターネットのお店がヴィンテージのパーツばっかり売ってる店だったのでカーボン・コンポジット抵抗しか取り扱ってなかったからです、、、え〜〜〜もはやカーボン・コンポジット抵抗は一部でロマン抵抗と呼ばれているほど正直普通の抵抗とそんなに音が変わらないことが定説になっており、なんか今日日カーボン・コンポジット使ってると逆に痛い説までありますが、今回はマジで間違えてカーボン・コンポジット抵抗を買ってしまったのでもうこれ使うしかありませんでした。。。ただ、見た目は気に入ってます!

 

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簡単だっつっときながら裏側のハンダづけはいまだにこんなんですけども、、、

 

あとFat Boostは部品の調達で若干苦労するかもしれません!

まず指定されている2N5457というトランジスタが、、、えー探せばあるんでしょうけど今回部品調達に使ったショップがなんかアレでこのトランジスタが手に入らなくてですねぇ、、、

え〜〜〜「お前何言っとんじゃい」という感じですねすいません。多分この型番なら根性で探せば普通に見つかります。ただ自分は一つのエフェクターを作るのにあんまりいろんなショップをハシゴしたくないマンなので、今回は2N5457じゃなくてその同等品とされるJ201というトランジスタを使いました。

「本当にそうなの?!」と思ったので今回、人生で初めてトランジスタデータ・シートもインターネットで探して確認したりしましたが、え〜〜〜足の配列とか同じだしいろんな表の数字が大体共通してるので多分2N5457とJ201は似たようなトランジスタなんだと思います!(詳しいことはわかりませんすいません)

 

あとはダイオードも本当は1N4005というダイオードが指定されているのですが、、、

正直書い忘れていたことに気づいてですね。。。

これも調べてみるとエフェクター自作の大定番である1N4001と正直そんなに変わらないそうなので、今回は「同じやろ?」と開き直って1N4001を使いました。

 

で、基盤はひとまず完成。

 

こっから先は鉄工編です!

 

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鉄工編は、、、最初楽しかったんですが最近はだんだん苦痛になってきました。。。

遠藤智義さんの「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」でも「私は疲れるからという理由でこの工程が嫌いである」と書いてあった時は、「え〜〜〜こんなに楽しいのに何言っとんねん」と思ってましたが最近になってエンドウ.さんの気持ちわかりましたねぇ。。。

単純に力仕事で体力使うということもありますが、レイアウトをどうするかがこの時点で完全に固まってしまうので、それで結構神経使うのもあると思います。

が、リーマーでゴリゴリやるのは楽しいので、なんだかんだで鉄工編も好きです。

 

で、

今回はちょっと色気を出して、、、

エフェクターの塗装に挑戦することにしました!!!

 

え〜〜〜ぶっちゃけ自作3台目で基盤もチョチョイとできるようになったので、、、

ちょっと歯応えほしくなって新しいことしたくなったんすね〜〜〜

 

まず、塗装のためには・・・

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マスキング・テープが必要です。

 

何のために使うかというと・・・

 

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穴開けが終わった筐体に・・・

 

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こんな感じに貼っていきます。

ポイントは、「マスキング・テープで穴を塞ぐ」ということです。

なぜこういうことをするかというと、塗料が筐体の内側に付着してしまうと、アースが正常に取れなくなってしまう可能性があるからです。

エフェクター自作してる人ならご存知だと思いますが、エフェクターはちゃんとアース(グランド)が取れないと電気が流れず、動きません。

エフェクターではアースは主にインプットのステレオジャックのRingとSleeve、更にモノラルジャックのSleeveから取りますが、これらは基本的にケースの内側に噛ませたナットを通じてケースそのものとジャックが導通しているからアースが取れてるんだと思います(すいませんここら辺初心者の勘違いが含まれてるかもしれません。少なくとも私はエフェクターにおけるアースをそのように理解しています。間違っていたらご指摘ください)。

塗料がケースの内側にまで付着してしまうと・・・いくらグランド線をRingやSleeveに繋いでいても、ジャックとケースが導通している肝心の部分が塗料によって邪魔されてしまい、グランド処理が失敗してしまうことになります!

(え〜〜〜多分、ジャックはシールド・ケーブルのアースとも導通しているので、仮に塗料がケースの内側に付着してケースの内側でグランド処理がうまくいかなかったとしても、結果的にはシールドのアース部分を通じてアースに落ちるから動くことは動くんじゃ・・・?とも思います。ここら辺初心者なので全然よくわかってませんが、、、 ただ、グランド処理が不完全だとノイズが多くなったりするというのはよく言われることで、やはり塗装がグランド処理を邪魔する状況は好ましいとは言えません)

 

なのでマスキング・テープ処理は塗装工程においてマジで必須だということになります。

 

次に必要なのが、、、

 

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レッドブルの缶。

え〜〜〜ブルじゃなくてもなんでも良いです!とにかく筐体を空中に浮かせたまま固定できるものならなんでも良いです!

(どうでも良いですが筆者の近所のドンキホーテでは一時期このレッドブルのホワイト・エディションが1本100円という驚異的な低価格で売られていました。当然一時期狂ったようにホワイト・エディションを買うことになり、筆者にとってこの時身近にあった空き缶といえば1にも2にもレッドブルだったのです)

 

これとエフェクターの筐体をビニールテープなどで貼り付けて固定します。

とにかく全方位からスプレーで濡れるようになってれば空き缶じゃなくてもなんでも良いです。

 

で、缶に固定した筐体を今度は適当な大きさのダンボール箱に置きましょう。

これは、これから塗りたくるスプレーのしぶきで床とかが汚れないようにするための工夫です。段ボール箱は大きければ大きいほど良いです。

 

あ、忘れてましたが筐体は塗装する前に必ずヤスリがけしましょう!

400番くらいのサンド・ペーパーでガリガリ表面を粗く擦ればそれで良いです。

これは、塗料が乗りやすくするための処理です。

 

そいで次に必要なのが、、、

 

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メタル・プライマー。

 

え〜〜〜エフェクターの筐体は基本的にアルミなどの金属製なのですが、金属にカラー・スプレーをそのまま塗布しても、金属なのでうまくつかないのだそうです。

ということで大活躍するのがこのメタル・プライマーで、これをまず一面に塗布することで、塗料が格段に乗りやすくなるのだそうです。

タミヤのメタル・プライマーが安くて性能も良いと評判です。

 

これを塗ったら、乾くまでちょっと待ちます。乾くまで大体3時間とかかかるらしいですが、ここら辺私はとても適当で丼勘定なので、まぁ半日くらい待てば硬いんじゃないすかね(適当)

 

で、乾いたらいよいよ、、、

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カラー・スプレーです。

 

タミヤポリカーボネート・スプレーが一番安い上に性能も良いと評判です。

 

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塗った感じこんなんでした。

今回は初めての塗装にもかかわらず2色塗りに挑戦!

え〜〜〜ただ単に「こんな感じやろ?」と適当に2つのスプレーでビャーと塗りたくってるだけです!

 

それと、メタル・プライマーもカラー・スプレーもそうですが、一度で厚塗りしてはいけないと言われます。なんか厚塗りすると液垂れがある上に乾いた後にあんまり塗れてないことが多いらしいです。

(が、、、商品として売るならまだしも、個人が趣味で自作するエフェクターならもう自由に好き勝手塗れば良いやんと思います。各々が満足する形で自分のセンスで自由に思いっきり塗りたくりましょう!その方がロックで良いと思います!)

 

で、好きなだけ塗ったら乾くまで待ちます。

これも適当で申し訳ないですが、、、とりあえず半日待てば大丈夫じゃないですかね・・・。

心配な人は1日くらい置けば確実です。

 

で、乾いたら最後に・・・

 

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クリアー。

今回はホルツというユニオン・ジャックが眩しいメーカーのクリアーを使いました。これもネットでコスパが良いと評判でした。で、ホルツというのは車やバイクの塗料で有名なメーカーなのだそうで、このクリアーも自動車用です。エフェクターも車も同じ金属ですから、これで良いんです!

このクリアーというのは、塗りたくったあとの表面が傷とかで汚れないように保護するためのもので、これを塗るとツヤツヤでピカピカになって見栄えがとても良くなります!

やっぱりちゃんとクリアーしないと、カッコよく塗装したは良いものの後から後から塗料がパリパリ剥がれ落ちてしまってちょっと残念な感じになりますので、これからエフェクターの塗装に挑戦される方はちゃんとこのクリアーの工程までやりましょう!その方が絶対いいです!

 

で、このクリアー、とても大事な工程なのですが、このクリアーが乾くのに一番時間がかかると言われています。

これまた適当で申し訳ないですが、インターネットによると1週間待てとかとんでもないことも書いてあったりもするのでクリアーの乾燥はそれなりに耐え忍んで待った方が良いっぽいです。

とりあえず少なくとも1日は置いときたいところです。

(このエフェクターの塗装で一番厄介な「乾燥」という工程、いろんな本を読むと「使わなくなったオーブン・トースターで2、3分チンすれば一発です」とか書いてあり、どうもプロとかはそういう風にやっているようです。なので悠長に1日も待っとられるかい、という人はマジでオーブン・トースター安いやつ買ってきてエフェクター塗装専用にした方が良いかもです)

 

クリアーも乾燥したら、こんな感じになります。

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この絵具を壁にぶちまけたみたいな感じがロックで個人的には気に入ってます!

 

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あ、言い忘れてましたけど、上の工程はどうやっても「裏蓋は同時に塗れない」ので、裏蓋も塗りたい人は筐体とは別に同じ工程を裏蓋でも繰り返す必要があります。

 

正直、エフェクターなんてボードに置くためのものなので筐体の底なんて誰も見ないから自己満足でしかないんですが、自分は裏蓋の側面が何も塗られていないと上から見てもわかってしまうのが嫌なので、裏蓋も塗るようにしました。

 

ここら辺は好き好きというとこですかねぇ。。。

 

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組み込んだらこんな感じになりました!

 

なんかアーティスティックな感じになってやっぱり2色塗りにして正解だったなーと思いました!

 

で、基板も組み込み。

 

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え〜〜〜さっきもちょっと書きましたが、このFat Boostで一番難しかったのは3つある可変抵抗の配線です!!!

このFat Boostは3つある可変抵抗が互いに繋がりあう複雑な配線になっており、ベルデンとかの鬼硬いワイヤーを使って配線してると片方の可変抵抗をハンダづけしてる間にもう片方の可変抵抗がすってんころりんしたりしてハンダづけ作業が過去最高に難しかったです!!!

マジでやっていて「ウオ゛ィッ!!!」とブチ切れるほどに難しかったです、、、

これ、よく考えたら可変抵抗同士を結ばなくても済むように基板上で結線するようなレイアウトにすればなんでもない話でしたねぇ、、、

今後は基板上でやるようにしたいです。。。

 

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トランジスタもソケットに乗せていよいよ完成!

 

今回は基板裏の絶縁のために郵便物の封筒に使われていたエア・クッション(プチプチ)を両面テープで貼り付けています。

 

最後ケースに押し込む作業は毎回毎回ブッツケなのでちゃんと収まるかどうか、いつも不安なんですが・・・。

今回もかなりギリギリでしたねぇ、、、

今回はハモンドB型という、割と高さ的に余裕のあるケースを使ったんですが、ワイヤーが長すぎたのがアレだったのか、結果的にはワイヤーが大渋滞を起こして収納が本当に大変でした。

 

が、それでも裏蓋をなんとか押し込んで完成!!!

今回もちゃんと一発で音が出ました!!!

 

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出来上がりこんな感じでした。

(この後、ちょっと上2つのノブのサイズが小さすぎて気に入らなかったので、同じサトウパーツのSサイズというもう一回り大きいノブに変えました)

 

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やっぱ裏蓋かっこいいなぁ。

 

で、肝心の音ですが、、、

 

Fat Boostの名の通り、マジで音が太くなります。

後、ブースターなのでちゃんと前段のエフェクターの音をデカくしてくれます!

 

ただ、松美庵さんでは「ハムバッカーではゲインをフルテンにすると若干歪む」と書かれていましたが、私がハムバッカーで試したところ、ゲインをフルテンにしても歪みませんでした、、、ここら辺、トランジスタを2N5457でなくJ201に変えたのが影響してるのかもしれません、、、

が、歪まないブースターって本当に使い勝手がいいので結果オーライかなと思います!

 

あと、このFat Boostを噛ませるとドライ・シグナルになんともいえない色気が漂ってきて、チューブ・アンプっぽいハリというかツヤが出てくるのが素晴らしいです。

マジでこのFat Boostを噛ませるといつものアンプのドライ・シグナルが一段階上がったような、なんかフェンダーのめちゃくちゃ良い音がするツイン・リバーブを弾いてるような、そんな感じの音がします!(割とマジです!!!)

正直、別のエフェクターをブーストさせるためというよりか、このエフェクター単体として素晴らしいですねぇ。

ブースターとしてではなく、クリーンの時に常にかけっぱにするためのエフェクターとして使うのが正しいようにも感じました。

 

ということでワンノブのブースターに飽きた人は、このFat Boostぜひ作ってみられると良いと思います!

 

Fat Boost自作、とても作りがいのある良いエフェクターでした!!!

 

 

ということで正月休みを利用して2020年中に作った他の自作エフェクターもどんどん紹介していきたいと思います。

2020年の総括は・・・ なんか総括できるほど何かをやったわけじゃないですからここでは書きませんけども、さっきこの原稿を書きながら紅白歌合戦を見てたらYOSHIKIとLiSAとBABYMETALとサラ・ブライトマンQueenブライアン・メイがコラボして「ENDLESS RAIN」演奏しててあれ普通に泣けましたねぇ。

紅白歌合戦、このとんでもねぇENDLESS RAINを実現させた時点で何か賞みたいなものを上げないといけないような気がします。

今はMISIAが大トリ歌おうとしてるところです。

なんだかんだ色々あったけど、来年もなんとなく生きて、でも少しだけ成長できるような、そんな1年になれば良いな〜〜〜となんとなく思います!

 

では。

 

 

Douche and Turd

久々の投稿でアレですが、アメリカの大統領選挙ありましたねぇ!!!

 

選挙を見てるといつも思い出すのはサウスパークの「Douche and Turd」というエピソードです。

 

これ初めて観たのは確かもう7、8年くらい前じゃないかと思うんですが、当時FOXチャンネルというBSのテレビ局が開局されて1年間無料放送していた中でラインナップになぜかサウスパークが入っていて、日本語吹き替え版を無料で観れたんですよねぇ。

 

で、タイトルは直訳すると「カンチョーとウンコ」になります。

え〜〜〜確か小学校のマスコットを決めようという事で乳牛のキャラクターが一番人気でもう確実でしょと思われてたんですが、PETAという悪名高い動物保護団体からの抗議に遭って牛のマスコット計画は座礁。代わりに子供たちに大人気のカンチョーとウンコのどちらがマスコットにふさわしいかを争う選挙が行われることになりました・・・という書いていて頭がクラクラするようなストーリーがさすがサウスパークという感じですね!(褒めてます)

 

で、このエピソードの要点は、「投票は素晴らしいとかいうけど選択肢がカンチョーとウンコしかいない選挙なんて意味ないじゃん」ということなのでした。

え〜〜〜当時はブッシュ大統領民主党の・・・えーと誰だったか思い出せない人が選挙を戦ってた頃だったと思うんですが、割とシニカルな人たちからは「ブッシュは無能だけど民主党もどっちもどっちやん!」という批判が絶えなかったんですね〜〜〜。サウスパークはそういう現状をこのエピソードで風刺しているわけなんですなぁ。

あとは選挙にちなんだ問題として、「貴重な一票とか言うけど圧倒的な大差の選挙だったら一票とか全然意味ない」という、みんな思ってるけどあえて言わないこともわざわざ指摘してる点も重要ですね。

あと最後に流れる「Let's Get Out and Vote」という曲はマジで超名曲なので必聴!

 

投票しよう!さぁ声をあげよう!

選ぶ権利があるんだ!カンチョーかウンコを!

民主主義万歳!

 

という最高にロックな歌詞が楽しめる超名曲なのです!(これ日本語吹き替え版でできれば見て欲しいです。腹筋が壊れます

 

 

 

ということでサウスパークの「Douche and Turd」は民主主義のちょっとダメなところを鋭く指摘したなかなか素晴らしいエピソードではあるんですが、、、

 

でもここで注意したいのは、選択肢がどっちもクソだったとしてもそれは民主主義という制度そのものの欠陥ではないということ。

ここは間違えやすいので注意したいですね〜〜〜。

「候補がどっちもゴミじゃん!」というのは確かにあんまり良くないことなんですが、それも投票で民意を示す、というアクセスが保証された上での言ってしまえば贅沢な悩みなんですなぁ。

サウスパークのこのエピソードを見て「投票くだんね」と思う人がいるかもしれないですが、そういう人はジョージ・オーウェルの「1984年」とか読んでマジで反省してください。

個人的にはサウスパークもこのエピソードで本当に言いたかったのは「選挙の時だけ急に政治ぶって投票行けだの騒ぐのやめろや」ということだと思うので、そこは誤解しないようにしましょう!

 

で、今回の大統領選挙はどっちかというとトランプじゃなければ誰でも良いという選挙でした。

 

これも民主主義としてはあんまり好ましい状態とは言えません。

明らかにダメな人と少しはマシな人の争いなんて本来であれば大統領選挙にふさわしいとは言えませんから。

それでもマシな人を大統領にするために投票する、という行為の価値が貶められるものではありません。サウスパークがなんていうかは知らんけども。

 

え〜〜〜ここまで読んでお察しかと思いますが、筆者はリベラル寄りの立場です!なのでバイデンが勝ってとりあえずよかったなぁと思いました。

 

以下、ちょっとマジな話になりますので政治的な話が嫌いな人は読まない方がいいです!

俺も本来はこういうところでこういうの書くのもな〜〜〜と思ったんですが、なんか書かずにはいられなかったので書くことにしました!

 

え〜〜〜先日自分がMacで書いた日記をそのまま引用します!

 

 

 

正直トランプ以外なら誰でも良いという選挙だったけど本当にこの4年間はアメリカ人だけじゃなくて世界中の人々にとって地獄のような時間だったのでバイデンが勝った事は素直に喜ばしい。本当に。

一方でアメリカの主要メディアのほとんどがバイデン寄りという話は右翼のやっかみでもなんでもなくて確かにその通りなのだ。それはもう肌感覚でわかる。でもそれは思想的な贔屓というよりもトランプのサル以下の言動に普通にドン引きしてるだけの話だと思う。

でもこういう対応をするとトランプ応援団の皆さんはこのことすらも我田引水して「それみろ!それみろ!!!トランプが本当のことを言うから主要メディアがトランプいじめてる〜〜〜!!!」と太鼓を叩いて踊り狂う。もうなんつーか・・・手に負えませんなぁ・・・。で、このトランプ応援団には当然のごとく百田なんとか(名前も書きたくない)とか橋下なんとか(こいつも名前すら書きたくない)も含まれる点が本当に救いようがない。そして更に俺とかがこう言う対応をすると彼らはまた元気になって・・・と言う地獄のような無限ループが続いていく。本当にこの4年間マジで世界中はこんな調子だった。

映画秘宝の先月号をちびちび読んでいるとweakphobiaという言葉があるのだそうで、今世界中で「自分が弱いと思われることに対する恐怖を抱えている人」が増えているのだそうな。彼らはとにかく自分が社会的弱者だとは思われたくない。だから彼ら自身が実際には弱者であるにもかかわらず、弱者を叩く思想に同調して「自分は弱者ではない」ことを証明しようとあがくのだ。

なんというかトランプが前回当選した理由もここにあって、要はみんな社会に対して(というか、「自分を認めてくれない」社会に対して)一人ではとても抱えきれないほどの不満を抱えていて、もうそれが単なる政治の世界を飛び越えて生きるか死ぬかとか人生終わるかどうかとかそういうレベルの話にいつの間にか肥大化しているのだ。トランプという人間が現れたのはそういう土壌があったからで、それはこの社会の根底にある問題が全部顕在化した結果なのだと思わざるを得ない。社会に対して不満を持つ気持ちはわかる。本当によくわかる。ただweakphobiaは権威にすがって自分の弱さを覆い隠し「自分は強い!!!強いんじゃ〜〜〜!!!」と自己暗示をかけないと生きていけない人たちだから、間違った方向にその不満を向けてしまうだけなのだ。

とは言えトランプ応援団の救い難さは本当に致命的で、ちょっとやそっとでこの病気が治るとは思えない。彼らはぶっちゃけ自分たちの経済水準が引き上がればたぶん(いや、きっと)黙るだろう。でももはや先進国の中流以下の人々にとって経済的な伸び代なんてとてもではないが望めない。凄まじい二極化は依然として留まるところを知らず、つい10年前に言われていた「滑り台社会」はいまだに存在する。むしろその滑り台の角度はより急峻になったとすら思う。

なんつーか、ぶっちゃけて言えば今のこの世界のドン詰まり感って要は景気の悪さから来ているのであってそれ以上でも以下でもあり得ない。いや、不景気っていうとなんか違うな。より正確には恵まれた人たちはどんどん肥太っていくのに自分たちだけが置き去りにされて、むしろ以前よりももっと貧しくなっていく感覚というか。

この出口の見えなさ。

だから問題の本質はこの社会の不平等なのだと思う。それは機会の不平等と言ってしまって良いとも思う。これはもう10年前から延々と言われている話だが一向に解決しない。経済成長と物価の上昇がそれを救うと言う人もいるが(確かにそれも一理あるが)、結局日本はどうなったかと言うと・・・?

新海誠が言うように、この社会はどんどん日増しに貧しくなっていっているように感じる。この感覚は本当に消えない。物価が上がって給料も一瞬増えたように見えるが税金とか保険料も上がるので実質何も変わっていない。トリクルダウンが現実としてあまり機能していない。

さーこれをどう解決すれば良いんだろう?バイデンや民主党にぶっちゃけそれを解決できるとは俺もさすがに思わない(ただ、トランプよりは遥かにまともなアプローチをとるであろう事は疑いようがない)。

なんかもう、まともなことをまともなやり方でちゃんとやる以外に解決の道はないように思えるが。イモータン・ジョーがいなくなっても汚染された荒野は依然として我々の前に続いているのである・・・。アメリカの団結とか中国が攻めてくるとか以前に、人類はガタがきた資本主義をもう一回まともに戻してやるための努力をするべきなのだ。

 

 

 

あとパックンが「それでもアメリカ人の半分はいまだにトランプ支持してるのが本当に残念」と言ってましたし俺もほとんど同意見なんですが、でも今回の大統領選挙でちょっと考えが変わりました。

なんつーか、誰にもトランプ的なところってあると思うんですよ。ぶっちゃけて言いたい気持ちというか、なんでもかんでも力づくで本音言いたいというか。トランプがそういう気持ちを代弁した人だった、というのは俺も否定しないです。

要は選挙の結果っていうのは、俺もリベラルなんでできればリベラル系の政治家に勝って欲しいですけど、一方で誰もの心の中にある保守的な部分とリベラルな部分のせめぎ合いがそのまま数字として出てくるもんなんじゃないかなぁと。

選挙もしょせんは統計ですから。みんなの意見を数値化するということですから。

だから、選挙結果って結局は個人個人の心のうちがそのまま出てきてるんじゃないか・・・?

と、そう思うようになったのでした。

だから選挙なんて意味がないとは思わない。

なんというか選挙の結果を見て自分の心の中のダークサイドが炙り出されるというか。

自分とは異なる考え方をしてる〜〜〜!と思っててもそれは全く他人の考え方ではなくて、実は自分も心のどっかでそういう考え方をしてないだろうかとか。

選挙ってそういうことを考えるきっかけにもなるんじゃないですかねぇ。

なので皆さん投票には行くべきですし、自分の心の中にあるトランプ的な部分とバイデン的な部分について思いを巡らしてみてもいいかもしれんです。

そういう試行錯誤が人類の未来を作っていくんじゃないかなぁと。

なんというか民主主義とそういう風に付き合っていくといいんじゃないかと思いましたね。

 

 

ということでたまには政治的になることもあるのでした。

まぁ、ロックってもともと政治的な音楽ですし。いや反体制的な音楽と言った方がいいかな?

気持ちはいつもkick out the jams motherfuckerですよ。

 

それはそれとしてエフェクター自作道は続いています!

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ルビコンの0.22μFのコンデンサのデカさにびっくりする今日この頃です。

 

では。

エフェクター自作道!!!他のエフェクターをぶっ壊す狂気の殺人マシーン完成!!!Fuzz Factory自作!!!

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お久しぶりです。

エフェクターの自作に手を染めて、え〜〜〜2ヶ月くらいですか?

Super Hard Onを自作したあとは、やはりファズが作りたいということで同じZvexのFuzz Factoryを作ることにしました!

これも自作派では定番と言われているエフェクターで、何しろ部品の数が少ないのでわりかし自作が簡単なのです。

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基板自体は10x9くらいでやはり小さい面積で済むのが魅力ですねぇ。

 

今回は「基板のハンダ付け」からスタートしました。

「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」ではケースの穴開け(鉄工編)からスタートしてそこからハンダ付け(手芸編)に行く、という順番で統一されていたように思いますし、実際ケースの穴開けが終わってレイアウトの形が出てきたところで基板のハンダ付けをした方がいろいろ便利なこともあります(この順番ならトランジスタ電解コンデンサなどの背の高い部品をどう寝かせるか、とかがやりやすいです)。

ただ、Fuzz Factoryのように基板が小さいものなら、基板のハンダ付けをあらかた終わらせた後でケースの穴あけをしてもレイアウト上、特段困ることはなかったなぁというのが俺の印象です。

あとはまぁ、Fuzz Factoryはノブ(ツマミ)が5つもある鬼仕様なので穴あけ箇所がノブ5つ+フットスイッチ1つ+LED穴1つ+ジャック2つ+DC電源1つの合計10個も穴あけしなければならないという地獄のマシーン。単純に鉄工作業そのものがかなりの重労働です。

なので繊細なハンダ付け作業は最初にあらかた終わらせて、鉄工作業という過酷なミッションをあとに持っていった方が精神衛生的にも作業がしやすかったなぁと思います。

もちろんスイッチ周りの配線はまだこの時点ではできないですし、基板とスイッチ周りをワイヤーで結ぶハンダ付けもこの時点ではまだできません。

でも先に回路部分を完成させておくと精神的なプレッシャーが少なくて済みました。

あ、肝心の基板ハンダ付けの難易度ですが、Super Hard Onと同じくらいかなーと思いました。ちょっと部品が密集する部分もあるのでハンダ付けの角度が難しいところもありますが、根性でなんとかなるレベルです。

それから今回はトランジスタピンソケットを使うことにしました。

ピンソケットは最初は基板に差すだけじゃ固定できなくてヘルピング・ハンズでひっくり返すとピンソケットだけコロン。。。と転がっていってしまい正直最初は頭を抱えましたが、そのうちビニールテープなどでピンソケットを仮固定してハンダ付けする、という手法を編み出したところだいぶ楽になりました。

こういう風に難問にぶち当たっても自分の頭で考えて一工夫するとクリアできる、というところがエフェクター自作の良いところなのです。

 

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え〜〜〜それで鉄工編になるわけですが、今回はタカチ社のTD7-10-3Nをチョイス。

 

ほんまもんのFuzz Factoryは横向きでつまみを5個並べていますが、自分はサトウパーツの直径2cmのつまみを使うのでこのケースでは横一列は無理だと気づき、急遽タテ向きにしてつまみをサイコロの5の目のように並べるレイアウトにすることに。

 

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なんか輪投げができそうですね。。。

エフェクターちゃんと自作する人は設計図をプリントした紙をケースに貼って正確にやるそうなんですが、俺はそんなことできないマンなので案の定適当に穴あけしてしました。

で、適当に穴あけしてたらそりゃミスの1個や2個は出てくるわけで・・・。

今回も写真からは見えませんが右下の可変抵抗ポットの穴あけ位置をちょっとミスって、仮組みしたところ上のポットとショートする可能性があることがわかり、急遽リーマーで穴を広げ、ちょっと下にポットを落とすことにしました。なので右下の可変抵抗の穴は実際は楕円になっています。自分のテキトーさに泣きたくなるくらいの初歩的なミスでしたが、結果的に可変抵抗の穴は10ミリくらいまで広げても大丈夫ということがわかり、勉強にはなりました・・・。

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仮組みするとこんな感じ。

この時は右上の可変抵抗の向きを普通の向きにしてますが、その後、ショートの可能性をできるだけ消すため、端子が11時の方向になるように向きを変えました。

 

こんな感じで鉄工編も終わり、さーこっからはワイヤリング作業!

 

そいで今回からはついにワイヤー・ストリッパーを導入!

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VESSELという有名な工具メーカーのワイヤー・ストリッパー。Amazonで1,000円くらいでした。

でねぇ。。。

このワイヤー・ストリッパー、マジでバカ便利です!!!

「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」では「なくてもできるけどあった方がいい」と書かれていますが、むしろこれからエフェクター自作を始める人には「マジで買え!!!」と言いたいです!!!

それくらい便利です!!!

ニッパーでチマチマ被覆を剥がしてたのが嘘みたいに一瞬で被覆剥げます!!!これ一つあるだけでだいぶ作業効率が変わりますので、ハンダゴテ・ラジオペンチ・ニッパー・ヒートクリップなどと合わせてワイヤー・ストリッパーはマジで買いましょう!!!

 

 

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ワイヤーが触手のようですね。

やっぱノブが5つもあると配線作業が地獄です。

写真のように可変抵抗に付箋を貼っておかないとマジでどのポットにワイヤーを結んだか忘れます。

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基板と可変抵抗やスイッチのワイヤーを結線した時の図。

今回も基板がケースに果たして収まるかどうか最後までわからない感じになってしまいました。。。

が、ベルデンのワイヤーは硬い分断線のリスクもないので、ペンチなどでグワっと曲げて押し込めばこんなんでもなんとかなります。

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ピンソケットにもトランジスタを差します。

今回はFuzz Factoryなのでゲルマニウムトランジスタです。

銀色の火星人みたいな見た目のAC128というトランジスタを使いました。

トランジスタをピンソケットに差すやり方も最初はわかんなかったんですが・・・なんか適当に足の長さを揃えて1本ずつラジオペンチで挟んでピンソケットに押し込めばなんとかなりました。

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横からAC128が顔を出しています。Fuzz Factory回路の設計者ザッカリー・ヴェックスが言っていたようにトランジスタは見た目がとてもキュート!

あと、今後トランジスタの取り替えなどが起こったときのために基板は上向きになるように納めた方がいいに決まっているので、ワイヤーをグワっとあり得ない角度に曲げてなんとか基板を上向きにしました。基板周りのワイヤーはできるだけ余裕を持って配線することをオススメします。こうすれば可変抵抗などに対してワイヤーがクッションの役目をして絶縁してくれたり、それなりの利点はあります(ただ、ワイヤーが長すぎるとノイズの原因にもなるそうでここら辺は良し悪しではあります)。

 

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全部押し込んだらこんな感じになります。

写真ではわかりづらいですが基板の下には両面テープで封筒の切れ端をくっつけてあって絶縁が施してあります。

 

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ケースの裏蓋もビニールテープで絶縁します。

本当は絶縁にもっとこだわった方がいいらしく、トランジスタの足にも熱収縮チューブをかぶせる人もいるらしいですが、とりあえず基板の裏とケースの裏蓋に絶縁するだけでもエフェクターはちゃんと動きます。

 

つーこってとりあえず完成!

で、音出ししてみたんですが・・・。

最初は音でなくてねぇ。。。

「え。。。」と思いましたがVOLつまみをゼロにしてたことに気づき、VOLつまみを上げてあげるとちゃんと音が出ました。

ということでエフェクター自作2回目にして初めて一発で音が出た!!!やった〜〜〜!!!

 

ただこうやって音は出たものの、何かがおかしい。。。

まず、Fuzz Factoryそのものの音に全然パワーがなく、アウトプットも小さい。

TS系でゲイン・ブーストしてあげればちゃんと「ギャーン!!!」と鳴るのですが、ちょっとこれはファズらしからぬこと。

あと、Fuzz Factoryなのに発振しない。。。

これじゃいけん!!!

 

で、原因をいろいろ考えたところ銀色の火星人トランジスタことAC128のhFEに問題があるのでは?と思い、ケースを一回開いて2つ並んだAC128の位置を入れ替えてみました。

 

するとこれまでが嘘のようにいきなり爆音ファズに!!!

 

Fuzz FactoryはFuzz Faceにブースト回路を加える実験の過程で開発されたというのは有名な話ですが、このFuzz Faceの回路というのはトランジスタを2つ並べることで音をアホみたいに増幅させる原理を利用していることで知られており、この接続方法がFuzz Face式のファズ回路の爆音のキモになるわけです。

で、このFuzz Face式の接続で重要になるのが、後段のトランジスタは絶対に初段のトランジスタよりhFEが大きくないといけないということ。よくわからんがインターネットで昔そう書いてありました。なので俺の場合はたまたま後段のトランジスタのhFEが初段より低かったので、その順番を入れ替えることで問題が解決したんですね〜〜〜。

 

え〜〜〜俺はトランジスタ・テスターとか持ってないのでhFEなんかろくに測らずに作ってしまったんですが、やっぱり測った方がいいんですねぇ〜〜〜。

Wren and Cuffの中の人もトランジスタのhFEの計測しないとかマジありえない」と言っていたのでちょっと反省しました。

 

で、設定によってはちゃんと発振するようにもなりました。

この発振やっぱりめっちゃ面白いですね〜〜〜。

ただよくインターネットでは「Stabを絞ると発振する」と書いてありますが、俺が作ったFuzz FactoryはなぜかStabをフルテンにしないと発振しません。。。

あと心なしか発振音も小さいです。やっぱりhFE測った方がいいんですかねぇ〜〜〜。

でもちゃんと発振するのでまぁいいかなと思います。

 

 

 

俺のFuzz Factoryの発振音を主体にした曲です。

 

ただこの自作Fuzz Factoryの発振、おかしいところが多いです。

まず、GateとかCompをどっかに回し切ると音が出なくなります。

というかGateとCompを両方ともフルテンにしたら音が消えるどころか繋いでいるパワー・サプライがオーバーロードを起こして後段に繋いでいるエフェクターの電源が一回落ちます。

そいでついに、

いや〜〜〜発振楽しいな〜〜〜と思っていろいろ調子乗って自作Fuzz Factoryのつまみをグルグルいじって発振音をコントロールしてたら、後段に繋いでいた自作のSuper Hard Onが死んでしまいました。

自作Super Hard Onのスイッチを押してもLEDは着くのですが音が鳴らなくなります。

Super Hard Onがミュート・スイッチになってしまうとは・・・。

 

ということで俺が作ったFuzz Factoryは繋いでいる他のエフェクターをぶっ壊してしまう狂気のマシーンだったのでした・・・。

 

うーんなんででしょう?

これインターネットで調べてたら「寄生発振」と呼ばれる現象なのかもなぁと思いました。

Fuzz Factoryの回路とSuper Hard Onの回路が一緒になって一つの回路を形成して、それで発振しまくってたらSuper Hard Onの方の回路にイタズラしたのかなぁと。電気のことよくわからんので本当かどうか知る術はないですが。

パワー・サプライのオーバーロードが起こる理由もそれに由来してるのかなぁとも思います。

 

でも一回死んだと思っていたSuper Hard Onですが、ふとした拍子に復活していつも通り「ギャーン!!!」と鳴ってくれることもあります。

ここら辺本当に謎です。

とりあえず俺が自作したFuzz Factoryは電気的に何か禍々しい効果を及ぼす本当の意味での悪魔召喚ファズなのではと思わずにいられません。

Fuzz Factory本当にすごいファズだ・・・。

 

ただ、意外とFuzz Factoryって爆音ファズとしてかなり優秀なんですよね。

ちゃんとセッティングすればビッグマフみたいな轟音も出せるし、これ繋ぐだけで後段になんかオーバードライヴを繋いでもどことなくブーミーなファズ風味が出せます。

こんな単純な回路でなぜこんなにすごいファズの音が出るのか・・・。

ザッカリー・ヴェックスは本当に天才だなぁと思います。

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「the EFFECTOR book」の23号はザッカリー・ヴェックスのインタヴューがめちゃくちゃ面白くてオススメです!

 

それと有名な話ですがこのFuzz Factoryは前段のバッファにかなり影響を受けます。

自分はペダル・チェインの最前段にBOSSのTU-3Wというチューナー(通称技チューナー)を使っています。この技チューナーは内蔵バッファが本当に凄くてもはやチューナー機能付きのバッファ・マシンとすら呼ばれているほど優秀なバッファなのですが、このバッファをFuzz Factoryの前段にかますFuzz Factoryはどうやっても発振しなくなります。

で、TU-3Wのすごいところはバッファ・モードとトゥルー・バイパス・モードが選べるところ。

そこでTU-3Wをトゥルー・バイパス・モードにすると、Fuzz Factoryはちゃんと発振するようになりました。

これも本当不思議ですね〜〜〜。

 

あと、今回はツマミが5つもあるエフェクターなのでツマミになんかシールを貼らねば!ということになり、ダイモテープというのを買いました。

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よく見る「ゴリッと文字が浮き彫りになったシール」がこの機械を使えば大量に作れるわけですな〜〜〜。

Amazonで確か1,500円くらいでした。シールも買わなきゃ!と思ったんですがよく見たらシールがちゃんと付いてきてこの機械が届いたその日から文字浮き彫りシールが作れる超便利マシンです。

ただブリスターが鬼硬ぇので枝切りバサミとか使わないと開けられないのではというところが唯一の難点です。

 

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つーこって宇宙と交信しているかのような不思議な発振音からビッグマフのような爆音まで作れて、あとなぜか後段に繋いでいる他のエフェクターもブッ壊してしまう本当にすごいファズでした!!!

エフェクター自作をする人で作ってない人はいないと思われるぐらいの定番エフェクターですが、まだ作ったことない人はぜひ作ってみてください〜〜〜!!! 

 

 

 やっぱファズとして普通に良い音だなぁ。

自作して本当よかったな〜〜〜と思います!

 

では。

苦心惨憺!!!エフェクター自作道!!! 〜その3 解決編〜

<前回までのあらすじ>

高い金出してわざわざネットでブティック系のエフェクター買っても北欧のおっさんのドヤ顔が写った絵葉書(いらねぇ)がついてくるだけで虚しいことこの上ないし生産的なことは何一つないと思った筆者が突如としてエフェクター自作沼の住人になることを決意し手始めにZvexのSuper Hard Onの自作を始めたはいいもののエフェクター製作とは実際のところは鉄工と手芸であったことがわかり驚愕しつつもヒィヒィ言いながらなんとか回路を完成させていざスイッチオンしたが全然LEDがひからねぇし音すら鳴らなくてもう大変

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え〜〜〜前回の記事で書いたとおりついにハンダゴテを使った手芸という難易度爆上がりの試練を突破しなんとか回路を完成させたはいいものの喜び勇んでスイッチオンしたら、自作Super Hard Onはウンともスンとも言いませんでした・・・。

 

まずLEDが光らない。

そして実際にギターとアンプを繋いでもバイパス音すら鳴らない。

どういうことやねん!!!

 

エフェクト音はおろかバイパス音すら鳴らないということは回路がどうこう以前にスイッチ周りの配線がどこか間違っているということになります。

 

今回はネットで拾ってきたトゥルーバイパス配線の見本を参考にして配線してたんですが(3PDTスイッチを利用したトゥルーバイパス配線にはいくつかバリエーションがあって必ずこれという正解はありません)、「うーん図面通りに繋いだはずなんだがなぁ」と頭を抱えました。

 

結局この日は解決せず、枕を涙で濡らしながら就寝。

 

そして次の日なんとなくもう一回、参考にしたトゥルーバイパス配線の図面を見つめ直し更に「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」の説明も読み返しながら原因を考えていたら・・・

 

え〜〜〜こっから先はエフェクター自作したことない人にとっては「何のこっちゃ」という話になるので申し訳ないんですが、よくトゥルーバイパス配線を説明したネットの記事とか「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」では、DCジャックの3ピンとステレオジャックのRingを繋ぐ1N4001という整流用ダイオードについて、「これは間違った極性のアダプターをDCジャックに繋いでも回路が故障しないための逆流防止用の措置なので、このダイオード自体は別になくてもいい」と説明されています。

 

で、筆者はこの説明は「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」で読んで知っていたので、ネットのトゥルーバイパス配線図を参考にした時も「この部分の配線はなくても動くんやから配線自体要らんだろ」と勘違いしてDCジャックの3ピンとステレオジャックのRingには何も繋いでなかったんですねぇ。。。

 

でも説明をもう一回読み直してみるとダイオードは不要」とは書いてあるけど「配線自体が不要」とは書いてません。

 

日本語が得意ではない筆者でもここまできたらさすがに間違いに気づき、とりあえずワイヤーをDCジャックの3ピンとステレオジャックのRingらへんに当ててみると確かにLEDが光る瞬間があり。。。

 

ウォーーーーーそういうことかいと思って急いでハンダ付けしました。

 

が。。。

 

それでも動かない。

というかやっぱりLEDも光らないしバイパス音すら鳴らない。。。

 

もうなんつーか絶望ですよね。

この上どこを間違っとんじゃいと・・・。

 

しかしこのまま泣いてるだけじゃエフェクターは動いてくれません。

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ということでここでテスターくんに助けを求めます。

 

まず回路でショートが起こってないか確認。

(ぶっちゃけ回路は最終的にコンデンサを通すのでテスターの直流電流では導通チェックはできないと思うのですが、それでも部品の足と足の単位なら導通チェックはできます)

・・・問題ないっぽい。

強いて言うなら電解コンデンサの極性を間違えたか?!と言うところ。

でもここはちゃんとアノードとカソードを確認して刺したはずだしなぁ。。。

 

次にスイッチ周りを再確認。

ネットで参考にしたトゥルーバイパス配線図通りにほんとに配線しているかもう一度確認。

今度こそ間違いはなかった。

 

てことは今度はトゥルーバイパス配線図が間違ってんじゃねえのかと疑心暗鬼になってですねぇ。。。

てことでこれを機会に3PDTスイッチの構造をちゃんと勉強しました。

どう言う仕組みでトゥルーバイパスが出来んのかと言う基本的な部分を。

ステレオジャックのTipから伸びた配線が3PDTを経由して回路のInに伸びていって回路のOutから伸びた配線が3PDTに合流してそこから更にモノラルジャックに帰って行き、そしてスイッチオフの状態ではステレオジャックのTipから伸びた配線がそのまま3PDT上でモノラルジャックに帰る配線に繋がると。これが正しいトゥルーバイパスであると。

(すいませんエフェクターの自作したことない人にはマジでただの呪文にしか聞こえないと思いますがもう少しだけ我慢してくださいごめんなさい)

 

で、その3PDTスイッチの構造理論の部分からも参考にしたトゥルーバイパス配線図はやはり間違ってないようなんですねぇ。

 

となるともう詰んでるやんと・・・。

これ以上どないせぇ言うねん・・・。

 

それで結局この日も問題は解決せず、再度枕を涙で濡らしながら就寝。

 

そして次の日!!!

この日は仕事が休みだったので朝からエフェクター自作に取り組めるはずだったんですが、如何せん回路も問題ないみたいだしスイッチ周りの配線も間違ってないとしたらもうできることは何もねぇじゃん状態なので全然重い腰が上がらなくてですねぇ。。。

 

でもこんな八方塞がりでも、ここで諦めたらもうエフェクターの自作なんかできません。。。

「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」でも、エフェクター自作にとって最も必要な技術はうまくハンダ付けする技術でもうまくレイアウトする技術でもなく、「うまくミスを見つける技術なのだ」と書いてありました。これマジで名言だと思います!!!この言葉に励まされて三度リベンジ!!!

 

で、やはりできることと言ったら愚直にテスターくんを使って導通をチェックすること。

回路はやっぱり問題ないみたい。

スイッチ周りも問題ない・・・ん?

 

ここで気づいたのが、

ステレオジャックのRingとSleeveがプラグを挿しても導通していないと言うこと。

 

え、と思いましたね。

だって見た目上はちゃんとステレオジャックのRingに配線すべき線は繋いでるはずなんですから。だから見た目ではステレオジャック周りの配線は間違ってないはずなんです。

でも、プラグを挿した状態でステレオジャックのRingとケースの外側にテスターを当てると全然導通しない・・・。

ステレオジャックのSleeve(常にアースと繋がっている場所)とケースの外側なら問題なくテスターが「ピーッ!!!!!」と鳴るので、やはりステレオジャックのRingにどうも問題がありそうです。

え〜〜〜「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」では、ステレオジャックのRingはプラグを挿した状態の時だけアースと繋がるような構造になっていて、このRingを通してマイナス電源がアースに落ちることで初めてエフェクターに電気が流れるようになるのだ、と説明されています。

と言うことは、プラグを挿した状態でRingがグラウンドにつながらないとエフェクターは動かないと言うことになります!!!

 

でも見た目上は何も問題がないように思えるんだけどなぁ・・・とステレオジャックを眺めること数分。

ここで気になったのが、ステレオジャックの3つの端子の下にあるヘアピンみたいに折れ曲がった部品がどこの端子と導通しているかと言うこと。

このヘアピンみたいな部品は実際にシールドを刺した時にシールドに直接当たるようになっています。

で、この2つのヘアピンはRing端子とTip端子にそれぞれ対応していて、必ずどれかのヘアピンはどれかの端子と繋がっています。

 

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わかりやすく写真で説明すると、一般的には向かって右側の端子がRingで、これは左下のヘアピンと繋がっています。そして向かって左側の端子がTipで、これは右下のヘアピンへと繋がっているはずです。

 

テスターで測ってみると確かに左下のヘアピンが右上の端子に、右下のヘアピンが左上の端子に繋がっていました・・・

しかし、実際にヘアピンがシールドのどこに当たっているのかをチェックしたところ、シールドのRing部分(シールドの根元)が右下のヘアピンに、シールドのTip部分(シールドの先端)が左下のヘアピンに当たっていることがわかりました。

 

え〜〜〜これがつまり何を意味するかと言うと、

このステレオジャックは一般的なステレオジャックとは違ってRingとTipが左右逆に配置されていることになります!!!

 

試しにジャックにプラグを挿した状態でテスターで「今までTipだと思っていたところ」とアースを繋いで導通チェックしたところ・・・

テスターくんが「ピーーーーーッ!!!!!!!」と咆哮!!!!!!

ウォーーーーー!!!

RingとTipが逆だったんか!!!!!!

 

え〜〜〜と言うことでこれで問題が全て解決しました。

 

既にRingには3ピンから伸びたワイヤーを、Tipには3PDTスイッチから伸びたワイヤーをそれぞれハンダ付けしていたんですが、これを左右逆にしないとどうにもならないので、まずはハンダ吸い取り線を使ってハンダを除去。

除去できねぇ。

うーんまだハンダ初心者なんでねぇ・・・。全くハンダが吸い取れないわけではないですが待ってたらいつまでたっても終わらないので、ある程度ハンダが吸い取れたところでハンダの塊になった部分だけ残して思い切ってワイヤーをニッパーで切断。

ステレオジャックのRing端子とTip端子はユニバーサル基板のランドに比べれば穴が大きいのでまだワイヤー一本ずつなら通せるスペースが残っているから、これでいいのです。

 

で、左右逆にワイヤーを繋ぎ直してRingとTipを再度ハンダ付け。

 

そしてギターとアンプを繋いでスイッチをオンにすると・・・

 

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光ったー!!!!!!!

 

そして、ちゃんと音が出たーーーーーー!!!!!!!!!!

 

 

え〜〜〜〜〜

と言うことで紆余曲折ありましたがなんとか自作Super Hard On完成しました!!!

 

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もう感無量です!!!

 

ノブを3時以降に回すとちゃんと音がブっとくなってデカくなります!!!

ちゃんとエフェクターとして機能してます!!!

 

なんか一回完成して動かなくて絶望して必死に答えを探してなんとかかんとか答えが見つかってその上でちゃんと動いてくれたので、もうなんつーか感動ですよ。

しかもこの自作Super Hard Onは(さすが市販品のクローンなだけあり)エフェクターとしても実際かなり優秀です!!!

TSの後段でレベル・ブーストするとTSくんが化け物になります!!!

もうこの自作Super Hard Onがあればディストーションなんか要らんがなと思いました。

いやディストーションもそれはそれで使いますけど!!!

 

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とりあえずTS系とこの自作Super Hard Onがあればロックができます!!!

大人しめな歪みのエフェクターにこの自作Super Hard Onを噛ませればたちまちロックな轟音になります!!!

マジで最高なエフェクターですこいつ!!!

 

なんか自作したエフェクターがそのまんま即戦力になるとはさすがに考えてなかったんですが・・・

これ普通に使えますねぇ。

 

と言うことでこの自作Super Hard Onは今、筆者のボードのスタメンに抜擢されて実際に乗ってます!!!

 

 

なんか道具を揃えるのに結構お金がかかったのでその観点から見れば普通に市販のSuper Hard Onを買った方が早かったかもしれません。

 

でも、七転八倒しながらあーでもないこーでもないと苦労した末に完成したエフェクターを実際に使ってみてそれがかなり良い音だった時の感動は格別のものがあり、なにものにもかえられないものがあります。

 

それに一回ミスしたことで改めて3PDTスイッチやステレオジャックの構造について勉強することになり、結果的にはかえって良かったかもとも思いました。

 

エフェクターの自作めっちゃおもろいやん!!!!!!

 

と言うことでこれからも筆者はエフェクターの自作に挑戦していきます!!!

 

え〜〜〜これはこれで新たな沼のような気もしますが、、、

でもこんな楽しい沼なら全然良いじゃんと思います!!!

 

では。

苦心惨憺!!!エフェクター自作道!!! 〜その2 ハンダ編〜

<前回までのあらすじ>

クソ高ぇブティック系のエフェクターを金の力でいっぱい買って「ピッキングへの追従性がアレでブラック・フェイスがズゴーンで結局メインの歪みというよりかはブースターとしては使える」云々とレヴューするおっさんって普通に痛い上に全然ロックじゃねぇと思った筆者が突如として電子回路の知識など皆無に等しいにもかかわらずエフェクターの自作を決意し電動ドリルとリーマーで必死にアルミの箱を削り出してもう大変

 

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え〜〜〜前回は「穴開け編」というかひたすら大量のアルミ屑にまみれながら必死にドリルを回してアルミと格闘しまくる「鉄工編」だったのに対して、今回はようやっとハンダ付けの作業が始まる「ハンダ編」となります。

しかしですねぇ。

この「ハンダ編」はやってみるとわかりますが実質「手芸」です。

その理由はこれからおいおい説明していきま〜〜〜す。

ということでハンダ編、否、「手芸編」始まりま〜〜〜す!!!

 

まずこの「手芸編」で絶対に必要な道具たちは以下の通りです。

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ハンダゴテ。

当たり前ですけど必須です。こればっかりは別のもので代用とか絶対に無理なので絶対に買いましょう。

それでですねぇ、、、

遠藤智義さんの「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」では「2,000円以下のハンダゴテは小手先がすぐにダメになるので結局金の無駄になるから2,000円以上のハンダゴテを買った方が良い」と買いてあります。

これ、小手先がすぐにダメになるまで使ったわけじゃないのでエンドウ.さんが仰ることの真意はよくわからないのですが、結論から言ってホームセンターで800円くらいで売ってる安いハンダゴテはマジで買わない方がいいです。

自分が最初使ったのはホームセンターで売っていた白光の800円のハンダゴテでした。値段の安さが一瞬引っかかりましたが「白光のハンダゴテだから大丈夫やろ」と思ったのです。

しかし、いざハンダ付けを始めてみると小手の先端に全然熱が通らなくてハンダがどこで溶けるかが全然わからん!!!

ハンダが溶けるタイミングがわからないということはハンダ付け作業においては文字通りの絶望を意味します。

また、小手先のどこに熱が通ってるかわからないということはどこにハンダゴテを当てていいかがわからないということでもあり、これもハンダ付けでは致命的な欠点になります。これから加熱するぜ〜〜〜と思ってるのにどこ当てたら加熱するかわからないということは例えばこれからフライパンでジュージューやります!と言ってるのにガスコンロがどこにあるかわからないのと同じことだからです。

もうねぇ、、、本当全然ハンダ付けがうまく行かなくて泣きましたねぇ。。。

後でネットで調べたらこの価格帯のハンダゴテは「二クロムヒーター」というタイプのものだそうで、二クロムヒーターのハンダゴテは必然的に小手先が太くなり基板上の作業などでは絶対的に不利なのだそうです。反対に「セラミックヒーター」というタイプのハンダゴテは構造上かなり細く作れるので繊細な作業に向いている(しかし値段が高い)のだそうな。

で、もう一つ重要なのがハンダゴテは「適温」じゃないとうまく機能しないということ。

エフェクターで使うハンダは大体320〜340度くらいの温度で使うのが理想とされています。で、大事なのがこの温度は下がりすぎてもいけないし、上がりすぎてもいけないということ。卍切って400度くらいまで加熱したハンダゴテを使うとこれはこれでハンダがうまく溶けてくれないそうです。

で、これをなんとかするために現代においては「温度調節機能付き」(ハンダ上級者は「温調」とカッコよく略しています)のハンダゴテというのが開発されていて、これは読んで字のごとく温度を自在に調節して、その温度で固定することができる優れものになります。

この温度調節機能がついていればいつでも最適な温度でハンダを溶かすことができるということになります。

で、結論からいうと初心者は絶対にこの「温度調節機能がついていてセラミック・ヒーターのハンダゴテ」を買った方がマジでいいです!!!

ただでさえハンダ扱ったことがないのに何度なのかわからない、どこでハンダが溶けるかもわからないハンダゴテなんか使ってまともなハンダ付けができるわけがないです。

で、自分も「この温度調節機能付きのハンダゴテを買えばなんとかなるのでは・・・?!」と一縷の望みにすがって白光のFX600という4,000円くらいする高いハンダゴテをAmazonで買いました。

それでですねぇ。。。

マジで便利でしたー!!!

今まで800円のハンダゴテを使ってた時はハンダがありえない位置で「にょーん」となったり「ぷにゅーーん」となったりしていたのに、このFX600を使えば思った通りの位置でハンダが溶けて思った通りの位置に流れ込んでくれます!!!ハンダ付けがはかどるわはかどるわ!!!こらすげぇ!!!

エフェクターの自作で初心者の方にとっては多分ハンダ付けは最大の関門なのではないかと思うのですが、白光のFX600のような温度調節機能付きでセラミック・ヒーターのハンダゴテを使えば少し練習しただけで普通にハンダ付け作業がスイスイできるようになります!!!え〜〜〜これ盛ってません!!!マジでほんとです!!!

ということで何回も言いますが初心者の方は白光のFX600かこれと同等クラスの温度調節機能付きのハンダゴテを買いましょう!!!多少値段は張りますがこれでめんどくせぇハンダ付け作業がサクサクできるようになることを考えれば圧倒的に安い投資です!!!

(は〜〜〜長かった。。。)

 

すいません、道具の説明でしたね。。。

戻ります!

 

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テスター。

必須です。マジで必須です。大事なことなので3回言いますがマジでほんとにリアルガッデム必須です。これはハンダ付けしたところに電気がちゃんと通っているかどうかをチェックするのに使います。電気が通っているか確かめたいところに赤い端子と黒い端子を当てて、電気がちゃんと通っていたら「ピー」と可愛いブザー音で知らせてくれる優れものです。「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」でも「安物でもいいから持っておきなさい」と買いてありますがマジでほんとです。実際自分が買ったのもAmazonの1,500円くらいのやつでしたが、もうこれがないとエフェクターの自作なんかやってられません。何でこれが大事なのかというと、このテスターがないとミスをしたときにどこをミスしたのかその原因がわからなくなるからです。実際、自分も一度作ったエフェクターの音が出なかった時にこのテスターを使うことでミスの場所が分かり、ちゃんと音が出るようになりました。テスターがなかったら多分永遠に答えが見つからなかったのではと思われます。ということでテスターは本当に大事な道具なので絶対に買いましょう。

 

 

その他、必要な道具たち。

 

ヘルピング・ハンズ: 必須です。というか必ずしもヘルピング・ハンズじゃなくても空中で基板とかを固定できていろいろ回転させたり傾けたりできる道具なら洗濯バサミでもなんでもいいです。自分は「ツール・クリッパー」という商品をAmazonで買いました。Amazonレヴューでは「台座がゴミ過ぎて100均のステンレス皿とかを両面テープをくっつけないとひっくり返る」とボロクソな言われようですがマジでほんとです。でもそれさえクリアすれば(つまり100均でステンレス皿を買ってきて台座にくっつければ)完璧なヘルピング・ハンズとして機能します。なんでこんな道具が必要になるかというと、ハンダ付け作業はハンダゴテとハンダを持ちながらする作業なのでこの時点でもう両手が塞がってしまいます。つまりどういうことかというと、ハンダを当てたい部品とかを持ちながらハンダ付けすることは(手が3本ない限り)絶対に不可能だということです。そういう時に大活躍するのがこのヘルピング・ハンズです。こんなんなくても大丈夫という超人も中にはおられるみたいですが、初心者がそんなことできるわけないので絶対に買いましょう。

 

ハンダ: 当たり前ですが必須です。これも別のもので代用なんかできません。自分はスズと銅が混ざっためちゃくちゃ一般的な1,000円くらいのハンダをAmazonで買いました。「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」では「ぶっちゃけハンダの種類で音なんかたいして変わんないからなんでもいい」と書いてありますので、なんでもいいのだと思います。とにかくこれがないと始まんねぇので買いましょう。

 

ハンダ吸い取り線: 必須。間違ったところにハンダ付けしてしまった時になんとかするための道具。ただ・・・自分はまだまだハンダ初心者なのでこのハンダ吸い取り線だけはいまだにうまく使えません。でもこれがあれば「なんか間違っててもとりあえず大丈夫!」と自分に言い聞かせることでメンタルが強くなるので結果使わなかったとしても役に立つ。つーことでやっぱり必須。

 

ラジオペンチ: 必須。「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」ではハンダゴテを差し置いて「このラジオペンチはマジでこだわってほしい」と書かれているくらい重要な道具。なぜか?なぜならエフェクター製作は手芸だから。ペンチの先端は曲がっていた方がよく、細ければ細いほど良い。ギザギザは不要です。この先の細いラジオペンチで部品の足やワイヤーをひねったりクソ細い穴に通したりと大活躍します。自分はフジヤという会社の1,600円くらいのちょっといいやつをAmazonで買いました。とにかく絶対に買いましょう。

 

ニッパー: 必須。ラジオペンチにも奥の方にニッパー的な刃がついてはいるが、細かい場所ではニッパーの方が便利な時がある。あと、これがあればワイヤー・ストリッパーの代わりになる。これは100均のものでも良い。自分はセリアのニッパーを使っています。

 

こて台: 必須。ハンダゴテを置いておくためのもの。これがないと机が燃えます。ただ、自分はAmazonで買ったこて台が白光のFX600にはサイズが合わず、そのこて台はスポンジの部分しか使ってません。みんなはちゃんとハンダゴテとサイズが合ったかっこいいこて台を買いましょう。仕方ないのでダイソーで400円という法外な値段で売っていた電工ペンチをこて台に使っています。とにかく、必要なのはハンダゴテの小手先を洗うためのスポンジと、ハンダゴテの小手先を空中に置ける金属の台。その要素さえ満たしていればぶっちゃけこて台じゃなくてもなんでもいいです。とにかく台とスポンジになるものは絶対に用意しましょう。

 

ヒート・クリップ: 必須。トランジスタや可変抵抗などの熱に弱いとされる部品にハンダ付けする時にはこの薄い洗濯バサミみたいな金属の道具を足につけないとトランジスタや可変抵抗が死んでしまうと言われている。あと、うまく使えばヘルピング・ハンズの代わりにも使えます。100円以下で買えるので絶対に買いましょう。先が折れ曲がっているやつの方がいいです。

 

ビニールテープ: 必須。基板の裏とかを絶縁するために使いますが、これが真価を発揮するのは筐体の中でハンダ付けをする必要に迫られた時です。前述のヘルピング・ハンズはとても便利ですが一方であまりにも重いものは支えきれません。でも作業をしていくうちに基板とスイッチの配線をつなげる時などはどうしても筐体の中の凄まじく狭いスペースでハンダ付けをすることを強いられる瞬間が必ず来ます。しかし、筐体には既にポット(可変抵抗)とかスイッチが固定されているので如何せんバランスが悪い。でも!!!そんな時にビニールテープのがあれば、芯の空洞に筐体の出っ張っている部品を突っ込んでバランスをとってしかも持ち上げることが可能になります!!!こうすることで筐体内部の難しいハンダ付けもかなり楽になります!!!ということでビニールテープの芯は手芸編の最後らへんで必ず大活躍するのでビニールテープは絶対に買いましょう!!!なお、当然のことながらビニールテープの用をなしてなおかつ芯がついていればなんでもいいので100均で十分です。

 

あとは個人的にはワイヤー・ストリッパーあった方が絶対に良かったなぁと思いました。ニッパーでも確かにワイヤーの被覆剥くことは出来ますけど、マジでめんどいのでもうそろそろ限界です。今度買います。

 

え〜〜〜以上ですかね?!

 

それでですねぇ(やっと本題に入ります)

 

このハンダ編はひたすら部品にワイヤーを繋いでハンダ付け、ユニバーサル基板に部品を突き刺してハンダ付け、基板の上で部品の足と足をハンダ付け、基板の上で部品の足とワイヤーをハンダ付け・・・とマジでひたすら文字通りハンダ付けしまくっていく工程になります。

 

なんかこう書くとずっとハンダをこねくり回してるようなイメージですが・・・

実はそうではありません。

ハンダを使うのなんて作業の間の実質20%くらいだったかと思います。

 

なぜかって?

なぜかというと、あとの80%はひたすらワイヤーや部品の足をラジオペンチでひねって細い穴に通したりねじって繋げたりする作業になるからです。

これマジでほんとです。白光のFX600を買ってハンダ付けが楽になって以降はほんとにラジオペンチとか最悪自分の指でひたすら細い金属をねじって繋げて穴に通す作業のことしか記憶に残ってません。

 

まず、回路となるユニバーサル基板ですが、これってこんな感じです。

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何が言いたいかというと穴がマジで小さいんです。

Super Hard Onは確か9x8の基板で作れたと思うんですが、9x8って実質一辺が3cmもありません。

そんな小さい四角の中にひたすらいろんな部品を突き刺していくので自ずとミリ単位の作業になってきます。しかも電解コンデンサなんか割とマジででかいです。抵抗も見た目は小さいですが電子回路では抵抗なんか大量に使うのでこれが密集してるとそれはそれでギュウギュウになります。

 

ハンダ付け始める前は基板に部品刺すのなんて適当でええやろと思ってたんですが、、、

部品の足をどう曲げるか、どう重ね合わせるかでハンダ付けの難易度がだいぶ変わってくるのでこの作業はぞんざいには出来ないということにだんだん気づいてきてですね、、、

それに回路を作っていると頻出する「ワイヤーの三叉路」みたいなところ、あれは「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」でも詳しい説明がなかったと思うんですが、あれは実際には部品の足と足をちょうどいい長さで重ね合わせて一方の足を切って一方の足を伸ばす、というミリ単位のレイアウトが出来て初めて可能になります。

なのでこの工程って実質はひたすらラジオペンチでそういう細かい調整をしていく作業なんですよね。

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あと、ハンダ付けをしていくと気づくのが、ハンダ付けで大事なのってハンダゴテをどこに当てるかということよりも、どう当てるかということなんですよね。

ある程度部品が密集してくると、ハンダゴテの小手先を当てる角度も限られてきます。

そうした中で部品の足と足とランド(ユニバーサル基板の上の銅が塗ってある輪っか)が接するわずかな部分にピンポイントでハンダゴテを当てないといけないので、ハンダゴテをどういう角度で当てるかというのが本当に重要になってきます。というかハンダ付けで重要なのってそこしかないやんとすら思います。1ミリでも手元がずれたら本来導通すべきではない隣のランドとハンダがくっついてしまいたちまちハンダブリッジができて回路がショート・・・とか考えるだに恐ろしいですが、マジでそうした恐怖と隣り合わせになりながらプルプル震える手で「ここかな〜〜〜?!それともこっちかな〜〜〜?!」と神に祈りながらハンダゴテの角度を調整していく。ハンダ付けってマジでそういう作業の連続です。ハンダゴテが実際にハンダを溶かしてランドに流していく時間なんてほんとにわずかなもんです。大事なのはそこに至るまでのハンダゴテの角度決めなんです。

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いかに小さいかがお分かりいただけるだろうか。

というか電気の仕事とかしてる人が見たら発狂しそうなほどにひどいハンダ付けですね・・・。初心者なので許してください!(これでも一応ショートはしてませんでした)

一つのランドをハンダ付けしたらその都度テスターで導通をチェックした方がいいです。

自分は下手すぎてイモハンダいっぱい作りましたねー。

あと見て分かる通りハンダブリッジいっぱいできてますねー。

この部分は導通して問題ない部分なので良かったんですけど、ここら辺のハンダの量のさじ加減はもう感覚で身につけるしかないんですねー。

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部品の足はこんな感じで結構邪魔くさいです。

これをこんな小さいエリアで思った方向に曲げないといけないのでいかにラジオペンチと指先を駆使した繊細な作業が必要になるか、お分かりいただけるのではないでしょうか。

 

それからワイヤーもねぇ・・・。固いんすよねー・・・。

自分が使ったフックアップ・ワイヤーがベルデンのだったからかもしれないんですが、想像以上にこいつら固いんですよ!!!

で、スイッチ周りの配線なんかはほとんどがこのクソ固いワイヤーどもとの格闘に費やされます。押しても戻ってくる固いワイヤーどもをなんとか折り曲げてうまい具合に端子に通して返りを作って外れないようにして・・・という作業の連続!

ユニバーサル基板上のハンダ付け(というかハンダゴテの角度決め)に比べればまだでかいので楽かと思いきやワイヤーが全然思った通りに曲がってくれないのでこれまた狭い角度がないところでラジオペンチを持つ手をあり得ない方向に曲げながらひたすらミリ単位の調整を続けないといけません。

あと、このワイヤーども、こんな固いのに先端はすぐにバラけます。バラけたらまたねじって元通りに・・・しようと思っても如何せん固いのでもう戻ってくれません・・・。こういうことにならないように予備ハンダをした方がいいと言われてますが予備ハンダなんかしたらただでさえ通り抜けずらい穴が更に通り抜けられなくなってしまう無限ループに!どうすりゃいいねん!!!(ということで自分は予備ハンダは基本的にやりませんでした。多分あれはハンダ上級者向けのテクニックだと思います・・・)

 

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この作業もワイヤーが硬すぎて思ったところで止まってくれないのでヘルピング・ハンズで可変抵抗を「ウォーーーーー!!!」と持ち上げて固定して作業してますね。というかもはやこれ何の作業なんだか見てもわかりません。。。

(確か可変抵抗のハンダ付けをする時にヒート・クリップつけようと思ったら場所があまりに狭すぎて「ヒート・クリップつけるスペースがねぇ!!!」ということに気づいて慌ててナットを外して可変抵抗をケースから脱出させて空中に浮かしてここでハンダ付けしようと試みた時ですね。もうほんとこういう変な手間の連続!ちなみにこの時は可変抵抗をヒート・クリップで挟んだあと更にヒート・クリップをヘルピング・ハンズで挟むという荒技を駆使しています。え〜〜〜ハンダ付けの時にはこういう洗濯バサミ2連コンボという人類の叡智の無駄遣いが結構頻発します)

 

ということでこのハンダ付けや配線の作業、ここまでをお読みになればお分かりかと思いますが、ほとんどが指先をひたすらこねって操作する針仕事のように繊細な作業になります。

そう、それこそまるで針の穴に縫い糸を通すような・・・。

ほんとにそういう作業の連続。どういう角度で、どういう向きで、どういう力加減で。こういう調整を散々やった後に初めてハンダゴテでハンダを溶かす作業ができるわけです。

これがハンダ付け作業が実質「手芸」であるという所以です。

ハンダ付けは手芸!!!

これ、マジです!!!

 

あとはねぇ・・・。

この前の記事の写真を見た方はうすうすお気づきかと思いますが・・・。

今回、ケースの発注をミスってかなり小さい箱で作業してたんですよねぇ・・・。

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今回使用したケースはエフェクター自作界の定番と言われるタカチという会社のTD5-8-3Nというアルミ・ダイキャスト製の箱でした。

これがねー。方眼見てると分かると思いますが長辺が7cmくらい。

いと小さきことこの上なし。

え〜〜〜もうほんとになんでこんな小さい箱にしたんやろという・・・。

諸元見ないでAmazonでポチッた自分が悪いんですが・・・。

内緒ですが最初はこれよりも更に小さいTD4という箱を誤発注してました。

流石にTD4でSuper Hard Onを作るのは多分物理的に無理だと思ったので気合を入れ直して発注してこの大きさだったので、もうなんか自分がバカすぎてある意味天才だと思いましたね!マジで!

なのでただでさえ手芸なのにその手芸の難易度が更にアップしてですねぇ・・・。

 

あと前回の記事でも若干触れてましたが、レイアウトもうちょっとうまくすれば良かったなぁと思いましたね。インプット・ジャックからめっちゃ遠いところにDCジャックの穴開けちゃったし・・・。

 

 

 

え〜〜〜それでも七転八倒しながらもなんやかやで楽しい手芸の時間が終わってですね、一応完成したんですよ!Super Hard Onの回路が!

いや〜〜〜大変だったけどやっぱ初心者向けのエフェクターだし部品数が少なくて助かったわ〜〜〜アハハハー。

 

ということで喜び勇んでスイッチオン!!!

 

したんですが・・・

したんですけども・・・

 

えースイッチ押しても動きませんでしたねー・・・。

 

 

 

 

ということでここまでが手芸編でした!!!

 

Super Hard Onはちゃんと動くのか?!

 

続きは次回、解決編で!!!

 

では。

 

 

苦心惨憺!!!エフェクター自作道!!! 〜その1 穴開け編〜

え〜〜〜しばらく更新せずに何をしていたかというと、、、

 

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ここ1ヶ月ほどエフェクターの自作に挑戦していたんですね〜〜〜!!!

 

実際には思い立って道具とか集め出してから揃うまでが2週間くらいで、その後2週間で製作にとりかかった感じでした。

 

しかしなんでエフェクターを自作しようと思ったのか・・・?

 

うーんいろんな理由があったんでしょうけど、正直あんま思い出せないですねぇ・・・。

いやつい1ヶ月前の自分のことを思い出せないとかそろそろやばいんじゃないかとも思いますが、えーと本当なんでだったっけか・・・?

 

んーと確かこの前の記事で書いた「ZOOM MS-50GのFD COMBOをオンにしたままFulltoneのOctafuzzも踏むとなぜか音がしょぼくなる」問題を解決するためにFD COMBOをオフにしたは良いものの、その代わりクリーン・トーンに違和感を感じるようになってですね・・・。

今まではFD COMBOをプリ・アンプとして使ってたからなんとなく良い感じになってたんですよ。

それがアンプ・ライクなフィルターがなくなった途端に妙にしょぼく感じてですね・・・。

あとTSクローンとして使っているJOYO VINTAGE OVERDRIVEの音もFD COMBOを噛ませないと若干チープに(というか明らかにローが軽く)感じられてきて・・・。

それでそれからしばらく「トランスペアレント」系のオーバードライヴに対する欲求が高まってきて、ネットでいろんなペダルを見ては買おうかな〜〜〜どうしようかな〜〜〜と悶々としてました。あとはCentaurみたいにクリーンとクリッピングした音をブレンドさせる回路のオーバードライヴとか。

でもねぇ。。。

なんかこんな感じで金に糸目をつけずにエフェクターを物色してるのがだんだんアホらしくなってきたんですよねぇ・・・。

なんか虚しくなったというか・・・。

ロックってこんな文化でしたっけ?という思いが強まってきてですね・・・。

確かに大人の経済力を使えばいろんなペダルを買うことはできます。でも「んーこのペダルはローミッドが強いけど飽和感があってこっちのペダルはワイド・レンジだけどややハイゲインでいやー困りましたねアハハハ」ってイキってる30過ぎのおっさん元バンドマンの姿、普通に考えて本気で寒いなと思いますね。いやマジで。

俺はそっち側の人間にはなりたくないなぁ・・・。という思いが日増しに強くなって、それで人間椅子の和嶋さんとかがエフェクターを自作して欲しいものを自分の手で作ってる姿に昔から憧れがあったのを思い出したんですよね。それってやっぱり金の力で欲しいエフェクターを買う人よりも全然クールでかっこいいじゃんと。どうせなら俺も「なかったら金を使ってエフェクターを買う人」じゃなくて、あんな風にエフェクターを自作して「なかったら自分の手で作る人」になろうかなぁと。

 

・・・まああとは、正味な話、自分がエフェクターを新しく買う時にとにかく「見た目のカラーリングにこだわる」タイプのめんどい人間だというのが一番大きかったですかね。。。

エフェクターっていろんな塗装で売ってますけど、自分はどうしてもボードに並べた時の色合いを気にするんですよねぇ・・・。

例えばBOSSのTU-3WとCry Babyは黒、JOYO VINTAGE OVERDRIVEはTSリスペクトでグリーンだったらFulltoneのOctafuzzはブルーで、そうするとそこに加えるペダルは何色がいいのか・・・とか。ほとんど性能よりもカラーで選んでる感あります。

で、自作だったら色も自由にできるじゃんと。

こういう変な理由で自作に走る人も珍しいんじゃないかと思いますが、今考えると自分がエフェクター自作しようと思った1番の理由ってもしかしてそれだったのかも。

 

つーこってエフェクターを自作することに決めたのでした。(は〜〜〜前置き長かった)

 

参考文献はド定番で恐縮ですが、例に漏れず遠藤智義さんの「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」です!!!

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自分が持ってるのは増補改訂版ではないオリジナルの方です。

 

え〜〜〜この本、結論から言うとめちゃくちゃ良い本です!!!

 

エフェクターの自作になんとなく興味ある」という人、「とにかく今すぐにエフェクター自作したい」という人、満遍なくオススメできる非常に良い本だというのが正直な感想です。

まずこの本が偉大なのはエフェクター作りは電子工作である以前に「アルミの箱をドリルで削る力仕事」なのだということを初心者にちゃんと説明したことです。

あと抵抗とかコンデンサなどパーツに関する知識、ラグ板や基板の使い方、何よりハンダゴテの使い方について丁寧に説明してあって、そしてそしてスイッチ周りの配線について図解にして説明してくれてるのも本当にありがたいです。このパーツの基礎知識とかスイッチ周りの配線とかは多分エフェクター自作初心者が地味に一番ミスする(というかハンダとか基板とかそういうとこに気をとられてそういう初歩的な部分は読み飛ばしてしまいがちなので。自分もそうでした)ところだと思うのでここを図解で示してくれたのは重要なポイントだとマジで思います。本当にこの部分はエフェクターを自作する過程で何度も、いや何十回もページに穴が開くほど読み返しましたねぇ。

 

もちろんこの本はゴリゴリの教科書ではないので、全部が全部パーフェクトに解説してくれる本ではありません。肝心のハンダごてについても「これはもう経験で覚えるしかない」と開き直ってますし(いや実際にそうだから仕方ないんですが)、パーツの解説も必要十分な程度のレベルに留めてあります。

なのでこの本を読んでエフェクター自作の知識が全て手に入るわけではありません。

ただ、エフェクターを自作する上での道しるべはちゃんと示してくれます。

途中までの道案内はするけど、それ以降は自分で探してね、と、そういう種類の本なのだと思います。

 

ちなみに、自分が自作エフェクター第一号に選んだのはこの本に載っているエンドウ.さんオリジナルのエフェクターではなく、ZvexのSuper Hard Onでした。(理由はインターネットで「自作初心者向け!!!」といろんな人が言っていたから・・・ハイ、これもありがちな理由ですねすいません。え〜〜〜でも完成した今だから言えますがこのSuper Hard Onは確かに初心者向けだったと思います。だって初めての自分でも完成させることができましたから)

なのでこの本で自分が参考にしたのは主に序盤の部分、つまりパーツの解説、抵抗カラーコードの見方、道具の解説、ケースの穴あけ作業の部分と言ったところになります。

あとはこの本でわからないところはひたすらネットで検索。

Super Hard Onに関してはレイアウト図もネットで簡単に出てきますし自作の仕方を解説したサイトもいくつかありますので情報には事欠かなかったです。

でも情報がいっぱいあるからと言って全て正解とは限らないのがネットの怖さでもあります。

そんな時にもこの本を基準として考えることで情報を取捨選択することができました。

なのでこの本は自作の過程でやはり必須だったと思います。

あとはスイッチ周りの配線をこの本とは違うやり方でするにしても、基本的な部分(DCジャックのピンとステレオジャックがどう繋がってるかとか)は一緒なので、そこを参考にするためだけでも随分助けられました。

ということでこれからエフェクターを自作しようと思ってる人はまずこの本を買った方が良いと思います!!!

この本に載ってるエフェクターを作らないで別のエフェクターを作るとしても、この本に載っている知識は必ず後で役に立ちます!!!

 

 

え〜〜〜ということでこの「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」を片手にSuper Hard Onの自作を始めたわけなんですが、、、

 

エフェクター自作の工程は大きく2つに分けることができると思います。

 

1つ目は「穴開け編」

ポットやスイッチやジャックを通す穴が開いてないとエフェクターとしての用をなしませんからとても大事な工程です。

2つ目は「ハンダ編」

配線してスイッチ周りをひたすらハンダ。基板に部品を差し込んでひたすらハンダ。ハンダハンダハンダ!!!電子部品がちゃんと繋がってないとエフェクターに電気が流れないのでこれも大事な工程になります。

 

で、何が言いたいかというとエフェクター自作において「電子工作」にあたる部分なんて全体の工程の20%くらいで、他の80%はひたすら「電子工作以外のこと」であるということです。電子工作なんて2つ目の「ハンダ編」で飛び飛びで出てくるくらいです。

「穴開け編」はぶっちゃけ鉄工です。これはこの記事で後で解説します。

「ハンダ編」はぶっちゃけ手芸です。これは次の記事で解説したいと思います。

 

 

ということで「穴開け編」、否、「鉄工編」行きま〜〜〜〜す!!!

 

まずこの「鉄工編」で絶対に必要な道具について解説します。

 

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リーマー。

リーマーとはマンガに出てくる絵に描いたようなドリルそのまんまのルックスの道具ですが、マジで見たまんまドリルと同じ機能を持った道具です。え〜〜〜これマジで必須です。

自分は新潟精機?という会社のリーマーをAmazonで買いました。確か900円くらいだった気が(うろ覚え)。間違って16mmまで削れるリーマーを買ったのですが実際そんな巨大な穴が必要なパーツはエフェクター自作において多分存在しないのでもうワンサイズ小さいリーマーでもよかったかもしれない。

 

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センターポンチ

これは電動ドリルで穴を開ける時の下穴と呼ばれる凹みをつけるための道具です。

地味過ぎて「もしかして不要ちゃうん?」と思われるかもしれませんがマジで必須です。

これがないと電動ドリルが箱の上で滑って空転して下手したら作業中に死にます。

あとこれがあった方が作業効率的にも絶対に得なのでマジで買った方がいいです。

え〜〜〜どこのメーカーだったか忘れたがこれもAmazonで買った。500円以内だった気がする。ドリルで滑って死ぬくらいなら安いもんなので絶対に買いましょう。

 

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ノギス。

これは可変抵抗とかジャックとか定規で測りにくい部品の大きさを測るための道具です。

これも「定規があれば十分やろ」と思われるかもしれませんが、定規で小さい円柱状の部品の直径とかを測るのは至難の技なのでやはりノギスを使った方が正確に測れます。ケースの穴開けの過程はパーツよりも大きな穴(パーツが固定できず通り抜けてしまう穴)を開けてしまうともう後戻りできなくなってしまうので、必ず部品の直径などを測ってから穴開けをしないと後で泣くことになるのでやはりこれも必須です。

シンワというペンギンのマークが可愛い会社の製品。Amazonで買った。確か800円くらい。これはAmazonじゃなくてもホームセンターでよく見かける。これを使って計測するとなんかプロの大工さんとかになった気分に一瞬だけなれて楽しいので買いましょう。

 

上記以外で必要なもの・・・

 

電動ドリル: 必須です。自分はだいぶ前にホームセンターで買った一番安いやつ(1800円くらいだったか?)を使いました。ドリルビットは1mmくらいから4mmくらいまであれば上等です。いっぱいあってもドリルは段階的に大きなやつに切り替えながら使わないといけなくてめんどいだけなのでそんくらいがちょうどいいような気も。どっちにしろ電動ドリルが一台あればIKEAとかで棚とか買った時に組み立てがとても便利なのでエフェクター自作のため以外にも持っておいた方がいいので買いましょう。

 

レンチ: 必須です。「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」では100均ので良いとも「でもHOZANのボックス・レンチがいい」だの正反対のことが書いてありますが、結局のところ大きさが調節できるモンキー・レンチが1本あれば事が足ります。自分はホームセンター的なところで500円くらいで書いました。なんかネジみたいなやつで直径が調節できるやつ。これ1本あれば大抵のナットはしめられます。ポイントはナットに対して垂直に挟み込むこと。こうすればボックス・レンチがなくても楽にしめられます。レンチがないとジャックやポットなどありとあらゆる部品のナットがしめられないので絶対に買いましょう。

 

ポケット定規: 必須・・・かな?いややっぱり必須!なんだかんだでノギスよりも定規の方が測りやすい部品もあったりする(ケースの側面など)ので、100均で良いので買いましょう。アルミのケースは当たり前ですが内側から外側は見えませんしその逆もまた然り。そうすると正確な穴開けをするためには定規で測って基準線を引いたりして下穴を開ける必要があります。そういう時にこのポケット定規はとても便利です。また、次のハンダ編でもユニバーサル基板を切断する時などに大活躍します。

 

水性のボールペン: 必須。センターポンチを当てるポイントを示すのに使う。これがないといくらセンターポンチがあっても正確な位置に穴が開けられない!水性の液体インクだとアルミケースに書いても後で消せるので便利。当然のことながら100均で十分である。が、めちゃくちゃ重宝するので買いましょう。

 

ハンマー: んーーー必須かどうか微妙なところですけど一応必須です。センターポンチを叩くのに使う。「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」では「ハンマーでセンターポンチを叩くとケースが凹んでしまう事があるのでドライバーの柄とかで十分」と書いてありますが、100均で売ってるしょぼいハンマーくらいならちょうど良いと思います。とにかくセンターポンチは何かで叩かないといけないので叩けるもの(叩いても壊れない頑丈なもの)ならなんでも良いです。

 

ゴーグル: マジで必須。センターポンチで下穴を凹ませてるので電動ドリルの空転は抑えられるとはいえ、調子乗ってケースにドリルを強く押しつけながら穴開けしてるとたまにドリルビットが折れて飛んでくることがあります!それが目に刺さったら大変なことになる上にやはり下手したら死んでしまうので、体を保護するためにゴーグルは絶対に買いましょう。あとは後述しますがこの作業は大量のアルミ屑が発生します!そしてこのアルミ屑は削ってる過程でたまにこっちに飛んでくることもあります!それから目を守るためにもゴーグルは必須です!最近は100均でも売ってます!なんでも良いのでとりあえず透明でちゃんと目を守れるゴーグルを買って安全に作業しましょう!

 

・・・こんな感じですかね?!

 

とりあえず上記のもので特にこだわって欲しいのはリーマーです!

リーマーはマジで良いものを買いましょう!

あとはぶっちゃけ安いやつで良いと思います!

電動ドリルに金かけるならハンダゴテに金かけた方が絶対に良いと思います!

 

で、あとはひたすら「ド素人のためのオリジナル・エフェクター製作」に書いてあったことを黙々とやっていくだけです。

 

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まずセンターポンチで下穴と呼ばれる凹みをつけたあと、電動ドリルで一番小さいドリルビットから順番に回していって穴を広げていきます。上の写真は大体4.8mmくらいまで広げたところです。
上の写真はジャック用の穴を開けるところです。

とうぜんジャックはこの程度の穴では通らないので、もっと広げる必要があります。

でも電動ドリルのドリルビットはこのくらいが限界です。

どうすればええねん?!

そういう時に大活躍するのがリーマーです。

あのグレンラガンとかに出てきそうなでかいドリルをこの穴にブッ刺してひたすら人力で回していきます!!!

 

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するとアラ不思議!!!

こんな感じで穴がきれいに広がります!!!

 

え〜〜〜この作業マジで超楽しいです!!!

正直このリーマーで穴を広げる作業がエフェクター自作の工程で一番楽しかったりします!!!

 

何よりでかいリーマーを無理やり突き刺してゴリゴリ回してるのにちゃんときれいに穴が開く!!!これが妙な感動を与えてくれます。

 

ただですね、、、

写真を見てお気づきかと思いますが、この電動ドリルとリーマーの組み合わせで穴を開けていく作業、アルミの削り屑がめっちゃ出ます。マジで人体を害するほどの量の削り屑が出ます。終わった後に机の掃除は必須です。

でも大量のアルミ屑が出るとなんかすごいことしてる感が出てそれはそれで良い感じなのでやはりトータルでこのリーマーの穴開け作業はめちゃくちゃ楽しいということになります。

ここまでアルミ屑が出ると電子工作というよりももはや鉄工ですが。

穴開け作業イコール「鉄工」という所以はここにあるのです!

 

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大体穴開けが一通り終わったらこんな感じになります。

 

え〜〜〜ここで一つだけ注意したいのが、この作業は電動ドリルとリーマーでひたすらゴリゴリとアルミを削って穴を開けていく単純作業のように思われがちですが、実はそうではないということです!

 

上の写真、ただなんとなく穴を開けてるように思われるかもしれませんが、実際はちゃんと部品がケースの中に収まるかどうかをあらかじめ計算した上で穴開けをしています!

穴開け作業はアルミを削る作業なので、一度開けてしまった穴は元には戻せません。なのでノギスで部品の大きさをちゃんと測って、穴に通してもケースの中で部品どうしがぶつからずに配置できるレイアウトをちゃんと考えた上でやらないと後で大変なことになります!

 

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部品を仮組みしたらこんな感じになります。

こんな風に、部品どうしがぶつからないようなベストなレイアウトを考えた上で穴を開けるようにしましょう!

ちなみにエフェクターで一番スペースをとる部品はやはり3PDTフットスイッチとジャックだと思います。

まず3PDTフットスイッチは正方形なのでそれだけでも場所をとります!

そしてステレオジャックとモノラルジャック!

この2つのジャックは地味に長いので長さをノギスなどでちゃんと測った上でレイアウトしないとマジで大変なことになります!

(可変抵抗は実はそんなにスペースを取らない・・・という印象でしたが、尤もSuper Hard Onはノブが1個しかないのでそう思っただけかも。これがノブが3つも4つもあるエフェクターだったら確かにポットのレイアウトもちゃんと考えないといけなくなりますねー)

 

あとは基板を入れるスペースも考えた上で穴開けをしないといけないというのも重要なポイントかも・・・。

 

え〜〜〜なんか自分、ここまで偉そうなこと言ってますが、実は自分もこのSuper Hard Onのクローンを作った時にはケースが予想以上に小さくて最後ユニバーサル基板がちゃんとケースに収まるかどうかは完成するまでわかりませんでした!!!

 

とにかくこの穴開け作業は単純そうに見えて実は全然そんなことはなく、最終的な完成図を思い浮かべながらしっかり計算した上で行わないといけないとても難しい作業です!

というかこの穴開けのレイアウトがちゃんとできたかどうかでその後のハンダ作業、配線作業の難易度が変わってくると言っても過言ではありません!

(そして自分は穴開けのレイアウトが微妙だったのでこの後のハンダ作業と配線作業がマジで大変だったです!!!)

 

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一応ジャックも刺してみてこの後どんな感じで配線していくかイメージをつかみながら作業しましたねー。

 

 

ということで穴開け編(というか鉄工編)は終了!!!

次回はいよいよ「ハンダ編」です!!!

 

では。

Fulltone Octafuzzを調教します。

お久しぶりです。

え〜〜〜すごい間が空きましたね!

これには理由があってですね。。。

詳細は後日明かそうと思いますが、あることを始めまして、、、

その準備とかあれやこれやでとても更新する暇がなかったんです!!!

 

で、そのあることというのは暗い話とかじゃ全然なくて、エフェクターに関することです!

でもまだ自信がないので書けません・・・。

詳細については近日中にアップするので震えて待っててください。

 

 

それはそれとしてその間にもエフェクターの試行錯誤は続いていました。

 

まず、この前買ったFulltoneのOctafuzzについて。

 

このエフェクターはそもそもZOOMのMS-50Gに入っているOctFuzzというものすげぇモデリングの元ネタということで買ったのですが、前の記事にも書いたとおり実際にはOctFuzzとは別物のファズでした。

正直OctFuzzの元ネタというからにはさぞかし凄まじいファズなんでしょう・・・と勝手にハードルを上げてたが故に勝手に落胆してたんですが、

なんかこれはこれでやっぱり良いファズだなぁと思えてきました。

ZOOMのOctFuzzはそれこそ世界を崩壊させるような音を出したい時にめちゃくちゃ重宝するモデリングなんですが、一方でこのFulltoneのOctafuzzは飛び道具ギリギリ一歩手前で普通に曲の展開で使っても違和感がなく、これはこれで使えます。普通の歪みでは出せないちょっと変わった音がするな〜〜〜という音を出したいときに活躍するエフェクターだなぁと。

え〜〜〜なんか普通の人はそういう「ちょっと変わった音が出したい」という目的でファズを使うので「何を今更」と思われるかもしれませんが、すいません俺はファズ=狂気と思っていてファズというからには「ひえ〜〜〜普通の曲ではこれ使えないです〜〜〜!」というエフェクターがやっぱり欲しいちょっとアレな人間なので普通の人とはちょっとエフェクターに対して求めるものが違うんですすいません!

ということでFulltoneのOctafuzzはペダル・チェインのスタメンに抜擢されることになりました!

 

ただ、このエフェクターは前の記事でも書いたとおりセンタープラスなのでフル・アイソレートでない限りは他のエフェクターに給電しているパワー・サプライを共用することはできません。

なのでパワー・サプライをもう一台用意するか、電池駆動するかしかありません。

で、なんかこのためだけにもう一個アダプターを増やすのもなんかな〜〜〜と思ったので、電池駆動することにしました。

 

しかし、このOctafuzzは筐体のデザインがいかんせん特殊で電池を交換するためには4つのネジを外した上でギュウ詰め状態のわずかなスペースにバカ硬いスナップ・コードと9V電池を無理やり押し込んでまた元に戻すという七面倒な作業をしなければいけません。

・・・んなめんどいことやっとられんわ!!!

ということでここで便利グッズを召喚します。

 

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え〜〜〜これは「電池スナップに繋ぐのが面倒ならDCジャックに電池を挿せばいいじゃない!!!」という逆転の発想から生まれた便利グッズです!!!

見ての通りバッテリー・スナップとDCケーブルが一緒になった商品で、これを使えばいちいち筐体を開ける手間がかかりません!

もちろんDCジャックがついているエフェクターであることが前提なので、昔のバッテリー・オンリーのエフェクターでは使えません。

が、こういうFulltoneのOctafuzzみたいに「DCジャックは付いているんだけどセンタープラスで普通のパワー・サプライが使えない」というエフェクターに対しては真価を発揮します。

痒いところに手が届く本当に便利なグッズだな〜〜〜と思います。商品名忘れましたが。

 

しかし!!!まだこれだけでは使えません!!!

なぜなら何度も言いますがFulltoneのOctafuzzはセンタープラスなので、このままの状態でこのプラグを挿すとOctafuzzが昇天してしまいます!!!

そこでまたしても便利グッズ(その2)を召喚します。

 

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え〜〜〜なんてことはねぇただの極性反転ケーブルですね。

TRUETONEという会社の商品になります。

先ほどの9V電池から伸びたケーブルにこれを噛ませて初めてFulltoneのOctafuzzのDCジャックに挿せるようになるんですねぇ。

手間のかかる子よのぉ・・・。

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ということで今はこんな感じにしてFulltoneのOctafuzzを動かしています。

 

しかしここでまたしても問題が・・・。

 

しばらくZOOM MS-50GのFD COMBOというツイン・リバーブのアンプ・シミュレーションを使いながらそこにCryBabyの「オンにしたまま放置」プリ・アンプとJOYO VINTAGE OVERDRIVE(TSクローン)で音作りする、というのが筆者のメイン・トーンでした。

 

このペダル・チェインはほんとに音が良くて不自由はしてなかったんですが・・・

 

ただ、このペダル・チェインでファズをオンにするとなぜか音が小さくなります。

いやヴォリュームが下がるというとちょっと正しくないかも。正確に言うと、ファズをオンにした瞬間にちょっと引っ込んで音が前に出なくなります。

なんかアンプが本当に飽和してしまったような感じになって、ファズを踏むと急に音がしょぼくなってしまいます・・・。

なので「さあここの展開でこのファズをオンにしたらズゴォォオオンってなってもう最高ウヘヘヘ」と思ってファズを踏むと「・・・え?(震え)」ということになってしまいます。

 

これ、原因は明らかで、ZOOMのFD COMBOをオフにすると一発で解決します。なぜならFD COMBOをオフにした状態でFulltoneのOctafuzzを踏むとちゃんと「ズゴォオオオン」となってくれるからです。

つまり、FulltoneのOctafuzzのようなアッパー・オクターヴ・ファズとZOOMのFD COMBOは併用できないということになります。

(多分他のファズでも同じ現象が起こるんじゃないかなぁと思います。試してないのでまだなんとも言えませんが)

 

これなんでですかね〜〜〜。

が、ちょっと思い当たる節があって、、、

 

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30過ぎの元バンドマン社会人のおっさんを対象にした「The EFFECTOR book」という雑誌のVol.42はなんとアッパー・オクターヴ・ファズ特集で、表紙はUnivoxのSUPER-FUZZと気合入りまくりでしかもOctavioの発明者であるロジャー・メイヤーの卍切ったインタヴューも載っててとにかく超絶かっこいいのでファズ好きな人はもう買うしかないやろというくらいの神回なのですが、その中の「巨匠に教わるオクターヴ・ファズの使い方」という記事でアッパー・オクターヴ・ファズを現代のペダル・チェインでうまく使うにはどうしたら良いかが解説されています。

で、その中でCrews Maniac Soundの村田さんが「極論を言うと曲の途中で踏むペダルじゃない」とすごい核心をついた発言をしています。GS全盛期の生き証人たちにアッパー・オクターヴ・ファズをどう使っていたか村田さんが聞いたところ、「基本的にオフらない」「オンにした状態のままでアンプの音作りをして、仮にオフにすることがあったらクリーンの音量が逆に上がってしまうので今度は音を下げるための別のペダルを踏む」ということをやっていた、と言う驚異的な事実が判明したのだそうです。もう曲の最初から最後までずっとオンかずっとオフの2択という前提でそもそも開発されたペダルだから、ということなんでしょうけど、いやーこれなるほどなぁと思いましたねえ。

更に興味深かったのは以下のくだりです。

 

J・マスキスが言っていることは理にかなっていて、まず何かのペダルで軽く歪ませておいて、それをクリーンとして扱い、そこにファズを乗せていくと音量が上がっていくんです。アンプがどクリーンの状態でファズだけを乗せると音量が下がって聞こえてしまうんですね。だからグランジの人はライヴの1番盛り上がるところで聞こえなくなっちゃって苦労したと思うんですけど、ダイナソーJr.なんかは昔から音が良かったですよね。Jはチャンドラーの歪み系をかましておいて、そこにファズを加えていたと思うんですよ。

 

このJ・マスキスのやり方については本人がそう語っている発言を読んだことがないのでなんとも言えませんが、少なくともTube WorksのReal Tubeが実際にJ・マスキスのボードに乗っていることは事実です。なので村田さんの「ファズをオフにした時に音が跳ね上がらないようにあえて下げる」ためのペダルだと言う指摘は多分正解じゃないかなぁと思います。

 

ということで原因はよくわかりませんがアッパー・オクターヴ・ファズはとにかく踏んでも音が上がらないので、「まずはオンにした状態をマックスとしてそこから引き算でクリーンの音作りをする」「最悪クリーンにしたいときには音を下げるための別のペダルを踏む」ということが必要になってくるんですねぇ。

 

ただ、よくわからないのが今の自分のペダル・チェインでは、ZOOMのFD COMBOを外すと普通にTSクローンをかけた状態からFulltoneのOctafuzzを踏めば一気に音が「ズゴォオオン」となって上がってくれるんですよねぇ。

 

ここら辺の原因はよくわかんないままですが、、、

が、いずれにしろZOOMのFD COMBOを常時オンにした状態でFulltoneのOctafuzzを使うには、逆にFulltoneのOctafuzzをオフにした状態の時に音が上がらないようにあえて音を下げるための別のペダルが必要になってくる、と言うことになります。それか、不思議なことにFD COMBOをオフにした状態ならFulltoneのOctafuzzを踏んでも自然に音は上がってくれるので、もういっそFD COMBOを常時オフにするか。このどっちかしかないということになります・・・。

 

なので、今現在、筆者はFulltoneのOctafuzzを使うためにFD COMBOは常時オフにすることにしました。

うーんファズって難しいなぁ。

でもこう言う試行錯誤をする価値のあるエフェクターだと本気で思いますし、そのくらいFulltoneのOctafuzzの音が気に入っていると言うことでもあります。

 

と言うことでまだまだエフェクターをめぐるあれやこれやは続いていくんですなぁ〜〜〜。

 

最後に、FulltoneのOctafuzzに入っていた取説の和訳を載せておきます。

マイク・フラーが卍切っていて結構面白いです。

 

 

FulltoneのOctafuzzご購入おめでとう。

Octafuzz Model OF-2

1970年代の半ばのある日、誰かが風変わりな見た目の白いアッパー・オクターヴ・ファズをカリフォルニアのハモサ・ビーチにあるタイコブレア・サウンド・カンパニーに持ち込みました。この壊れたペダルは「オクタヴィオ(Octavio)」という名前で、なんでもかつてジェームズ・マーシャル・ヘンドリックスとかいう人が使っていたものだったのだとか。彼らがそれを修理したところそれはとてもファンキーな音色を奏でたので、彼らはそれを「タイコブレア・オクタヴィア(Octavia)」として商品化することにしました。スティーヴィー・レイ・ヴォーンやその他のミュージシャンが使用してくれたおかげでオクタヴィアは大人気商品となり、もし店頭で見かけてもミント・コンディションでは2500ドル以上で取引されるという、エフェクター・ジャンキーが作った中でも一番高価なアッパー・オクターヴ・ファズになりました。私もこのタイコブレア・オクタヴィアをいくつか所有していましたし、それを研究し、多くの個体を修理してきました・・・そうでなければクローンを作る資格なんかありません。私に言わせればね。

私の名前はマイケル・フラーです。80年代の後半、私は20代のセッション・ギタリスト兼ギター教師で、国中を飛び回ってこういった骨董品のような楽器を買ったり売ったりするのにだんだん嫌気がさしてきたところでした。もしクラシック・ペダルのクローンがオリジナルよりもずっと安い価格で、しかもいろんな機能が追加されていてオリジナルよりもずっと頑丈に作られていたとしたら・・・私がこのアイデアを思いついたのはそういう時でしたし、「ブティック系ペダル」なるものはまさしくこの瞬間に生まれたのです。「フルトーン(Fulltone)」という名前の私の小さな会社は最初は60年代のファズ・フェイスをリメイクするところからスタートし、この業界に飛び込むことになったわけです。言うまでもなく私の家族や友人は私が狂っていると思っていました・・・私はこの小さな離れに作られたたった一人の従業員が働く工房を全力前進させようという思いでいっぱいでしたから。そして会社の次の製品を何にしようかと考えた時、私はタイコブレア・オクタヴィアの完璧なクローンを作って販売する最初の人間になるのだと心に決めたのでした。商品名はその時すぐに思いつきました。「フルトーン・オクタファズ(Fulltone Octafuzz)」です。

少しばかり神経質になりながらも私はトランスフォーマーを解析し完璧にコピーすることまでしましたし、オリジナルと全く同じブランドのトランジスターを使いさえしました。これはいまだに私がペダル製作において用いる手法でもあるんですけど・・・。とはいえ、ゼロ年代初頭のある日、私はオクターヴ機能をカット・アウトするモディファイを考案し、オクタファズをパワフルでダイナミックなファズにすることに成功しました。「Fuzz」の方にトグル・スイッチを切り替えるとペダルがイカしたコンプ感を保ちながらもギターのヴォリュームへの追従性の高さも失わないヘヴィーなファズになるという私のアイデアは他のタイコブレア・クローンの作り手たちの間に即座に広まったものです。

私は過去20年間にラージ・ボックスのオクタファズをトータルで4168個(これらには連続したシリアル・ナンバーが振られていました)製造・販売してきました。今日皆さんが入手できる個体は筐体のサイズをラージ・ボックスの半分にしたもので・・・それが今あなたが手にとっているオクタファズOF-2になります。私は丹念に記録をつけるタイプではないのですが、後世のために申し上げておくと、OF-2の最初の個体のシリアル・ナンバーは4169番です。ラージ・ボックス時代のグレートな性能はそのままに、オクタファズは今あなたの掌に収まるサイズになり、何よりあなたの混雑したペダル・ボードにも容易にフィットすることでしょう!

マイケル・フラーより。

 

このペダルは世界最高のスイッチ・・・フルトーン社謹製の3PDTフット・スイッチによってトゥルー・バイパス化されています。

ファズ: 読んで字の如く・・・。時計回りに回せば歪んでいきますし、10時よりも下にすればクリーンなサウンドになりオクターヴ上の音がよりクリアに聴こえます。

VOLUMEノブ: このノブはペダルから出力される信号の量を調節します。

Octa / Fuzzスイッチ: OCTAモードにするとかすかにリング・モジュレーターの味合いがするヘンドリックス風のオクターヴ・アップ・サウンドになります。ネック・ピックアップを使って軽く・・・ネック・ピックアップの真上でピッキングすれば、ベストなオクターヴ・アップ・サウンドが鳴らせます。ハイ・ポジションで弾けばよりはっきりしたオクターヴ効果が得られます。 FUZZモードにすると今まで経験したことのないような、最も汚く、最も歪んだファズになります。小音量でもサステインはどこまでも延びますし、ステージで使うような大音量では完璧なカオスになる一方で、ギターのヴォリューム・ノブを絞ればオクタファズはきちんと静かになります。

サンプル・セッティング:

<図1>オクターヴ・アップ・サウンド OCTAモード、ヴォリュームは1時、ブーストは11時

<図2>オクターヴ・アップのないファズ FUZZモード、ヴォリュームは11時、ブーストは5時(フルテン)

DC電源について: 警告!このペダルは9V電池かセンタープラスの特別な「反転」極性のアダプターでないと動きません!これは一般的な多くのペダルとは真逆の特性です・・・なのでスタンダードなアダプターを使うことは絶対にやめてください。さもないとアダプターやオクタファズにダメージを与えることになりますし、火事を引き起こすことだってあります!このペダルは特別な「PNP」回路でできています・・・なぜかって?なぜならばオリジナルの仕様がそうだったからです。それにもしその仕様を変えたら、同じサウンドにはなりません。このペダルをアダプターで動かすには、我々フルトーン社のFPS-2パワー・サプライの使用を推奨します。ただし、例えばVoodoo Labなどのサード・パーティ製のパワー・サプライを使う場合は、「極性反転ケーブル」を使い、なおかつそのDC出力を他のペダルと共有しないでください。

電池について: 電池を交換するにはペダル側面の4つのツマミネジを回して筐体の裏ブタを開いてください。電池を交換したら、裏ブタを元に戻して4つのネジ全部を締め直してください。電池の寿命は実働20時間くらいです。使わないときはいつもギターのケーブルをインプット・ジャックから引き抜くようにしておけば、使っていない時の電池の消費を防ぐことができます。オクタファズのDCジャックにアダプターを挿して使う場合は、いちいちインプット・ジャックからケーブルを引き抜く必要はありません。なぜなら我々のDCジャックはトゥルー・バイパスになっていて電源供給ラインとは接続されていないため、電源は常にフレッシュな状態に保たれているからです。

保証: フルトーン社の製品は購入証明書があるオリジナルのオーナーである場合に限り5年保証になっています。これは我々の製造不良によるダメージのみを保証するものであり、モディファイやフルトーン社以外の第三者が書面による事前の承諾なしに行った修理による故障は対象外です!電池は保証の対象外であり、送料は顧客持ち、そして全ての保証を受けるためにはまず電話連絡による事前予約を行った上で、電子メールによって我々の返品確認フォームを送信する必要があります。フルトーン・ミュージカル・プロダクツ社は我々の製品を使用したことにより発生したいかなる負傷について責任を負いません。また、我々の製品の使用に関連していようがいまいが関係なく、他の機器へのダメージについても同様に責任を負いません。

フルトーン・ミュージカル・プロダクツ社 90232 カリフォルニア州 カヴァー・シティ ワシントン大通り 11018 電話 310-204-0155 ファックス 204-0156

http://www.fulltone.com メール:tech@fulltone.com

2010 FMP Inc. All Rights Reserved

 

なんかFulltoneのOctafuzzを踏むとロックがいろいろ盛り上がってきてウォーーー!!!という時代の夏のカリフォルニアの香りがしてなんとも言えない素敵な気分になってくるので、やっぱりすげぇエフェクターだなぁと思うのです。

ZOOMのOctFuzzとは全然別物のファズですけど、これはこれでやっぱり良いなぁと今は思います。

これからも大切に使っていこうと思います!

電池駆動なのが地味にめんどいですけど。

 

 では。